余韻の中でふと気づくと、お婿さんは私の体をお布団代わりのように下敷きにしたまま寝落ちしてしまっていました。
娘に助けられながらどうにか脱け出し、お婿さんのアレを二人でお口でお掃除しました。
でも一晩で三、四回は射精していたせいかほとんど反応はなくて、私と娘は部屋付きのお風呂へ体を清めに行きました。
お酒の酔いとセックスの熱が冷めると、娘への申し訳なさと罪悪感ばかりが大きくなっていって。
二人で体を洗いながら、娘に顔を向けることも出来ませんでした。
そんな気配を察したのか、娘の方からポツリ、と話しかけてくれました。
「すごいことに、なっちゃったね」
「ごめんね、本当に・・・」
色んな感情が溢れてきて、思わず涙が零れました。
「いいのよ、大丈夫だから。お母さんだって、女なんだから」
母親失格の私を、娘は優しく慰めてくれました。
「お母さんにも幸せになる権利、あるんだから。お母さんなら、よそで浮気されるより、全然いいから」
娘と抱き合って泣きました。しばらくは涙が止まりませんでした。
お風呂から上がると、お婿さんは裸のまま大の字でいびきをかいていました。
「さっきはあんなに威張ってたくせに、一番に寝ちゃってるわ」
お腹を足先で突っつきながら、娘が笑って言いました。
さすがに風邪でも引いたらかわいそうだから、お布団を掛けてあげて、私と娘は十数年ぶりに一つのお布団で眠りました。
実は娘夫婦は今年中に引っ越すか戸建ての家を買う計画を立てていて、一人暮らしの私も一緒に暮らそうと誘われています。
これまでは娘夫婦の邪魔をしたら悪いとか、お婿さんのご両親を差し置いてとか考えて返事を濁してました。
でもどうやら新しいお家には、私の部屋も用意して貰うことになりそうです。
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