妻が、ゆりなさんから聞いた話によると、まず蘭ちゃんはファザコンである事がわかった。
大、大、大好きなパパを裏切っているママが許せないと、そしてその相手がパパの次に好きな私だと言う事がもっと許せないと。
土曜日の件は、パパから薦めた事だし、相手が私ならと納得していたのに、内緒で他の日まで本当に不倫しているのはおかしいとケンカになったらしい。
ここまでは、ゆりなさんも反論出来ず黙って蘭ちゃんの怒りを受け止めていたのだが、さらに蘭ちゃんがとんでもない事を言い出したらしい。
パパとは親子だからセックスできないけど、おじさん(私)とはセックスしたいの我慢してたのにと言い出して、それも私に妻がいるから我慢してたのに、ママはお姉ちゃん(妻)まで騙して不倫しているなんて最低だと。
だったら、蘭もおじさんとセックスすると言って訊かなかったらしい。
もう、蘭ちゃんの言い分はメチャクチャで、最後はママだけズルいみたいになったようです。
そして、その足で家を飛び出し、私達の家に上がり込み、私とセックスするまで帰らないとなったらしい。
その剣幕に、ゆりなさんも一度だけで良いから蘭ちゃんを抱いてあげてとなったようです。
リビングにふたりで戻り、まだ泣いている蘭ちゃんを挟んでソファーに座りました。
「蘭ちゃん、ママからお願いされたけど、経験はあるの?」
妻が訪ねると、蘭ちゃんは首を横に振った。
まだ処女だった。
私は、何をどう声をかけて良いか判らず、妻に任せていました。
「そんなに焦って大人になる必要ないんだよ。ちゃんと好きな人、彼氏が出来てからでも」
「だからおじさんがいいの!おじさんが好きなの!お姉ちゃんには申し訳ないけど、おじさんがいいの」
妻の言葉に被せるように叫んだが、最後は妻の顔を見つめながら小さな声で訴えてきた。
妻と顔を見合せ、どうしたもんかと悩んでいると、妻が意を決したように言った。
「本当にあっちゃんでいいんだね?ママへの意地悪からじゃ無いのね?」
小さく頷く。
でも半分は、パパを傷つけ、大好きな私まで奪ってるゆりなさんへの対抗心だろう。
「じゃあベッドに行きましょう」
蘭ちゃんを、寝室へ連れて行く妻。
「おい!梨花本気か?まだ高校生だぞ!」
「こんなに可愛い娘に想われてるんだぞ!恥かかせちゃダメよ」
そう言って、妻は蘭ちゃんと奥の寝室に入っていった。
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