不倫八人目 幸〇(社長と旅行と写真の犬の正体)Ⅱ
母の日の事で少しイザコザはあったが、大した事では無かった。5月13日(火)21時頃アパートに行き抱いた時「乳首が張ってる、排卵日かも知れない。責任取ってくれる人がいるから良いよね!」と言うユキに「状況に寄りけりだな」と答えた。あたかも、保険かけている様だ。シャワーの後、ベットイン何時もの様に燃え尽きた。18日(日)、チャコを病院へ連れて行く為車を出した。家で、色々理由を付けてやっと車でアパートへ向かった。私は、思ったより早く病院が終わったが、何時もなら当たり前の様にセックスをしたがるユキが、花の手入れで時間を潰し、挙げ句の果ては食事を始めた。わざと時間稼ぎをしている様だった。翌日の月曜日は「今日は凄く疲れている。止めにして」と連絡があった。その翌日ユキが入浴中、財布の中に庇〇の名刺があるのに気付いた。3月頃、同じ様に財布の中にあった名刺を抜き取り捨てたのに・・・最近逢って、再び貰ったものだろう。勿論今回も抜き取った。携帯電話の履歴には、社長と庇〇の履歴が残っていた。その夜のセックスは散々だった。一応ベッドに入ったものの、ユキは全然やる気が無かった。それでも挿入だけはしたものの、反応を示さないユキを見ていて馬鹿らしくなり肉棒を引き抜いた。駅に向かう途中<再び庇〇とも付き会っているな!>と感じた。
怪しげな態度が気になる。無理に予定を組みユキに連絡した。21日(水)昼頃行くと「留守電聞かなかったの?今日は止めにしてと入れたのに。3時でも、それより早くても良いけど解散しない!」「帰れとはっきり言えよ!」と言ってアパートを出た。その日のユキの携帯の記録を後日確認すると、当然の様に社長と庇〇の番号が並んで入っていた。携帯を買った日「悪い事に使うと思っているんでしょう!」と言いながら、その通り使っているじゃないか!23日(金)に検証に行った。洗濯機の中のTバックのパンティーの局部に、精液の匂いがした。3回目である。一昨日、私に冷たい態度で接した意味も判った。他の男とセックスする予定があったからだ。腹が立ってたまらず、私のパジャマと下着を包丁で切り裂き、ひげ剃り・写真を引き上げた。そして、騙され続けた思いを走り書きし、堕胎手術費用を含めた金を返せと書いた手紙を置いた。その日は、鶯谷と千住で部下と飲んだ。23時30分頃留守電に「何で?こんな事・・・困る!庇〇さんと会っていないし、セックスもしていない。電話下さい」無視していると更に「電話下さい。別れるなら別れるで良いから、話して。それからだったらいいから!」飲み会の帰り1時頃地元の駅から電話した。「こんな事しないで!お金もない!」「庇〇や社長に貰えば良いじゃないか!」と言って一方的に切った。何時も、ユキにされている事だ。
26日(月)留守伝に、一昨年の11月2日男を部屋に入れた事を知り、動揺してユキに電話した時の会話<「男がいるだろ!」「いないわよ!」「本当か?」「本当のこと言って欲しいの?もう良い!鍵を置いて出てって!さもないと、奥さんに電話するからね!」>の会話の録音をそのまま留守伝に入れた。ユキの固定電話で話してる時、動揺して録音のボタンを押してしまい、その再生音声を録音したものだ。
翌日夜、様子を見に行った。よせば良いのに、どうしても踏ん切りがつかないと言うか、居なければユキを責める材料を探す為にと言う感じもあった。部屋に入るとユキは帰宅していて、掃除しながら後ろを向いたまま「会いたくない!」と言った。「アッソゥ!」とすぐさま玄関へ向かった。もういいやと思った。外に出た私に、玄関から首を出し「自転車使えば!」と言ったが、いらないと振り切った。角を曲がった所まで自転車で追いかけてきて「自転車に乗っていきなさいよ!」と言った。「いらないよ!自分の胸に聞けば判るだろ」と火を着けたばかりの煙草を投げ捨て、後ろも振り向かずに歩いた。ユキは、何を考えて自転車を使えと親切な事を言うのだろう?
29日(木)の午後、行った。ユキは、出掛けようとドアを閉める処で、脅える様な顔で私を見た。わたしは「出掛けるんだったら、さっさと出掛けろよ!」と吐き捨てるように言って部屋に入った。空気清浄機を蹴飛ばすと、ユキも入って来て「何するの?こわれちゃうでしょ!」と言いながら外れたフィルターをはめた。そこで「庇〇に何故電話しているのか?庇〇が何故写真を撮ったのか?その時何をしていたのか?パンティーの精液の臭いはなんだ?」と問い正した。当然ユキは、認めようとしない。庇〇の電話の事は「言うと、家の人に言うから言えない」庇〇の撮ったチャコの写真の事は「庇〇さんが勝手に撮った。その時一緒にいない」パンティーの臭いについては「生理の前はオリモノが出るの!」以前、チャコが脱いだパンティーを噛んで、こんな臭いになったのと言ったのに!嘘だと同じ内容は覚えてないものだ。<庇護の名刺が入っているはずの>財布を見せろ!と言ったが見せられなかった。逆に、金の事を言い出した。「何で、私が全額払わなければいけないの?貴方も良い思いしたでしょう?時間が経てば、良い思い出になる!・・・帰って!帰れ!」の言葉に腹が立ち「何ッ!」と立ち上がると恐怖の余りユキは包丁を取り出し、振り向いた。そのままの状態で時間が経過し、包丁をしまった。洗面所の方から「引っ越しの時、サラ金から借りた40万円がやっと終わった。もう、借りるのはいや!夜働いて返す。鍵は持っていて良いけど、引っ越せば使えなくなる」と言った。帰ろうとした私に「あんまりこの部屋にこないで!チャコが期待するから・・・」と言った。それを聞いて、鍵をユキに返した。ユキは、その鍵を受け取ると床に投げ捨てた。チャコに最後の別れをしようとしたら、チャコを押え「チャコが期待するから触らないで!」と触らせてくれなかった。その夜、留守伝に無言電話が入っていた。それを翌朝聞いて、ユキだと直感した。庇〇か社長が鍵を貰い、頻繁に来るようになりチャコを奪われる寂しさも手伝いユキからの連絡を待っていたのだろう、通勤途上「やっぱり忘れられない。愛してる!」と言った。ユキは「フフ!考えとく!」ともったいぶっていた。
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