不倫八人目 幸〇(社長存在の顕在化)
9月10日(火)16時半頃アパートに行くと、泣きながら抱きついてきた。「どうした?」と聞いても何も言わずただ泣いていた。<旦那か庇護との事か?>しばらくその状態が続いたが、時間の経過と共に落ち着きを取り戻した。食事が終わり、ベットイン。ピストンの最中に「離さない!」と言うと「もっと大切にして!」と言っていた。「俺だけのものだ!」「そうよ!」と言いながら深く挿入する度に喘ぎ声を発し、見つめ合う瞳の焦点が合わなくなってきた。そんな悶え苦しむユキを、上から眺めながら射精した。<庇〇からの誘いを断った。だからもっと大事にして欲しいと言っているのだろうか?>9月は18回もセックスし、お互いの愛を確認し合った。
10月17日(木)ユキに車を貸してと頼まれて、朝車で行った。その車で駅まで送ってもらう途中の一方通行の道の脇道から飛び出して来た自転車がぶつかって来た。びっくりして、その青年を起こしたが大丈夫と言い、その青年は慌てるようにその場を去って行ったが、車の前面がへこんでいた。私は駅で降り、ユキは修理屋を飛び回る事になった。私は、お客様対応でどうしても抜けられなかった。夕方、ユキが頼んだ修理工場へ行き、急いで修理するように頼んだ。その時、娘の七五三で必要だと言わざるを得ず、夜のセックスの時ユキの態度が冷たかったのを覚えている。
11月は、娘の七五三の事でゴタゴタした以外は、いつもの様にセックスを楽しみ1ヶ月を過ごした。しかし、気になる事がなかった訳でもない。まず、チャコの写っている写真が引き出しの中に隠すようにしまってあった。チャコの大きさから言って子犬の時の写真(5月末頃か)と成犬(9月頃か)になった頃の写真で、両方ともどこかの会社の同じ会議室で写しているものだった。庇〇の会社で休みの日に撮ったものではないかと思い、庇〇の会社やその周りの景色を確認し確信できた。成犬の頃の写真には同じ品種の犬も写っていた。子犬の頃写した写真には餌の器や、オシッコシートもあり車で運んだものと思える。その写真には庇〇とユキが写っていないが、そこに一緒に居たのであろう。そして、事務所でセックスしたのかも知れない。
また、12月2日(月)ユキの帰宅前にアパートに行った時、浴室にペットショップの名前の入ったケージがあった。ペットショップに電話して、チャコを預かってもらったのか聞いてみた。すると「土曜日にお車で連れてこられて、日曜日にタクシーで帰られましたよ!その時、ケージをお貸ししました」と言うのである。チャコを預け、誰かと土・日で旅行に行ったと言う事か?金曜日の夜は、何時もの様に楽しいセックスをして、何時もはやらないのに外まで出て来て見送ってくれた。申し訳なさを心に忍ばせていたのか?その翌日からは、他の男と旅行の予定をしていたのだ。庇〇か社長の車で、チャコを乗せペットショップへ行き、帰りはそのままユキをペットショップで降ろし帰った。庇〇であれば、庇護の自宅とアパートが同じ方向だから、乗せて帰るはず。社長は都内で逆方向なので、時間的にアパートまで送る事が出来なかった。と考えると社長が濃厚である。旅行から帰って来た翌日の夜も、何もなかったかの様に私に抱かれ食事を作ってくれた。軽く「あの籠はどうしたの?」と尋ねたら「土・日で実家に行ったの。色んな所を噛んでおいたするから、もう連れてくるなって言われちゃった。籠は、お姉さんから借りてきたの!」とシャーシャーと嘘を言うユキを問い詰める気はしなかった。裏切られているとは思いたくなかったし、それ以上に今の良い関係を大切にしたかったからだ。しかし、他の男に抱かれている事を、容認した訳でもない。
12月の24・25のクリスマスイブと当日は、宿泊まではしなかったものの、終電までの時間を一緒に過ごしセックスを楽しんだ。プレゼントにライターを貰い、ユキに小指にはめる指輪をプレゼントした。年末の28日(土)の10時頃アパートへ行き、1996年最後の時を一泊し過ごした。夜は、ユキの手料理を食べてベットイン。翌朝、モーニングセックスを楽しみ、日中買い物へ出掛けた。私が帰る時間が迫ってくると、どうしても寂しくなってくる。自然にお互いを求め合い、一段と激しく今年最後のセックスを堪能した。1人で正月を過ごさなければならないユキを不敏に思った。昨年末や正月は庇〇に抱かれ私は邪魔者扱いされ抗争中だったので、二人にとっては初めての年末年始である。
1997年の姫初めは、1月4日(土)であった。ユキのこしらえてくれたお雑煮と正月料理を食べながらビールを飲んだ。一人で、ユキも寂しかったであろう。一緒に正月を過ごしたいがそうもいかず、申し訳ないと思う。その後、大きく広げた両足の間に顔を埋め、ヌルヌルした愛液のお屠蘇を頂き、お返しに精液のお屠蘇を膣の奥に注ぎ込んだ。1月に8回、2月に12回、3月の初めに4回のセックスを楽しみ何の不安も覚えなかった。
3月10日(月)久しぶりに怪しい雲が立ちこめてきた。その日のセックスでユキは、愛撫していても素っ気なく、気持ちそこにあらず!と言う感じがアリアリと判った。何の反応も示さないユキの顔を見てばからしくなり、挿入していた肉棒を抜き取った程だ。すると「なんで何時も、セックスしなければいけないの?気分の乗らない日もあるのよ!」とユキが怒った様に言った。こんな時には、必ず裏がある。庇〇の会社で撮った写真やケージの事も、頭の隅に焼き付いている。黙ったまま服を着て帰ろうとする私に「昨日、携帯買ったんだ!」と無理に明るく言った。「そう!」「・・・番号聞かないの?」「いいよ!」「私が悪い事にでも使うと思っているんでしょ?・・・そう!じゃ二度と聞かないでね!」と言って、体を回転させ中に引っ込んだ。後味の悪い別れであった。
翌々日何を考えたのか、ユキから電話が来て「そっちに行くから食事しよう!」と誘われた。食事が終わり、別れるとき「今日は、何時頃帰ってくるの?」と、暗にアパートに来る様に誘われた「7時頃かな!」と答えた。やっと仕事を調整してアパートに行ってみると、不在だった。買い物でも行っていると思い、私が買ってきておいた焼酎を飲みながら待った。21時近くになっても帰ってこない、酔いも少し回った。ふと、電話の近くの宝石入れを見ると、私がプレゼントした指輪があった。昼は指にしていたのに、男に会いに行ったな!と酔いも手伝ってカァー!となった。その指輪を、庇〇が持ってきたであろうラジカセの方に投げ捨て、飲んでいたグラスやペアカップを流しで割った。そして、アパートを後にした。駅に向かう途中で携帯の留守電に気付いた。それには「急用が出来たので、出掛けます!」と入っていた。あれ!と思ったが後の祭り。しかし、急用とは一体何?と思った。家の近くの駅で携帯の留守電に気付き、聞いてみると帰宅したユキから「なんでこんな事するの!ちゃんと留守電入れておいたでしょ!聞かなかったの?」と録音されていた。その週はセックス無し、翌週も一切連絡をしなかった。
24日(月)自分も悪かったので、夜アパートに行った。休みのはずのユキは不在だった。帰宅したユキは「何しにきたの?何も買ってこなかったわよ!」と言ったが、特にこの前の激しさはなかった。正直言って、2週間もセックスしていないので、そろそろやりたくなったのである。一応、いつもの様なセックスが出来て満足した。
28日(金)会社のメンバーと酒を飲んだ。その場に電話が来た。「今、帰る途中。帰るでしょ!」「ああ・・」と気のない返事をした。「どこへ?」「家へ」と適当に返事した。その後も何回か携帯が鳴ったが無視し、最後には電源を切った。どの男にも無視された事の無いユキは、翌週の月曜日「あんな事初めて!」と自尊心を傷つけられた感じで驚いていた。その日から2週間は、以前のペースに戻りセックスを楽しんだ。
しかし、それでは済まなかった。4月14日(月)ユキは帰宅していなかったが、固定電話の留守電に「26日12時羽田発」と社長の声で入っていた。近頃しばしば電話が来るようになっていた。「社長は、東京のお父さんよ!インポだし、大丈夫よ!」と紹介した事が有った。過去の人だし、あまり気にしない様にしようと心掛けていた。しかし、旅行まで行く現実を目の当たりにして<俺の目を盗んで、着々と旅行の計画を社長と練っていたのか!>と思い亜然と立ちすくんでしまった。丁度その時帰宅したユキが、立ちすくむ私を見てただならぬ雰囲気を感じたらしい。「どうしたの?」と恐々尋ねるユキに、留守電の事を話した。チャコの面倒を見ながら「私には自由がないの?社長と今度店を閉めるスナックのママ達と、6人で宮崎に行ってゴルフするのよ!少しぐらいの事だったら良いじゃない!貴方だって家族旅行してるでしょ!」と泣きながら言っていた。<お前のために精一杯努力している。俺の生活レベルからしたら高い出費もしてきた。そのために家族サービスは極端に低下し、旅行も年1回の1泊旅行がやっとだ。お前は、ここ2年で2人の男と5回も行っているじゃないか!これでまた、1人の男が増える訳だな。去年の12月初めにチャコを預けて行った旅行も社長と行ったんじゃないのか?男と旅行に行く事は、互いに楽しく過ごしセックスも当然ある。俺にとっては裏切り以外の何物でもない!>と言いたかったが、黙って泣いているユキを見ていた。「もう今日はいい、帰って!」と言われ、黙って玄関を出た。脱力感に打ちのめされながら駅まで歩く途中、付き会いだした頃、社長の事についてユキが話した事を思い出した。「30分位オマンコだけを舐められ、そのうち頭がボーとなった。初めて絶頂感を体験した。私の体を開拓してくれた人。香港へ研修で行って1週間会えなかった時、会いたくて、会いたくて堪らなかった。毎日、電話で泣いたの。帰国して直ぐに抱かれ、がむしゃらに5回もやったのよ!妊娠して中絶したこともある。北海道にも旅行に連れて行ってもらったし、都内の高級ホテルでも何回か泊まった事がある。結婚してからも関係は続けた。一緒に食事をしている処を、旦那の店の従業員に目撃され旦那に詰問された事もあった。当然、最後まで白を切り通したけど・・・」と話した。その時は、過去の人だったから面白半分で聞けたが今は違う。どうしたら良いんだろう?乱れた心の整理がつかなかった。
翌日のアパートの留守電には「27日に変更できた」と社長からメッセージが入っていた。ユキはこの事を「社長が間違っているのよ!私は最初から日曜日から火曜日までと言ったのに、だから変えてもらったの!」と言うのだが、6人も一緒に行くのにそう簡単に変更できるのか?他の4人の都合・ゴルフ場・飛行機・ホテル!2人だったら可能だろう。ユキの手帳を盗み見し、社長の携帯と自宅の番号を知っていたので、旅行に行っている時社長の自宅へ電話すると息子さんが「父は出張です!」と答えた。6人もの仲間と行くのに出張なんて言う必要はない。家族に言えない理由だからだと確信した。
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