不倫八人目 幸〇(山〇との別れと妊娠)
ユキが山〇と旅行に行くまでの5ヶ月間で、セックス100回、中出し98回、フェラ出し1回、宿泊29回になっていた。山〇が出入り始めた7月だけだと、セックス12回と例月の半分に減少していた。
捨てられた私は、ユキの事は忘れて仕事をした。ところが、金沢で楽しんでいるはずのユキから旅行2日目の午前、会社に電話が来た。「今、金沢駅だけど、これから帰る。お姉さんは、今買い物している。夕方には帰れるから、ひげ剃りとか必要でしょ!渡すから会って。・・・余り面白くなかった!」山〇と喧嘩でもしたのであろう。私に見切りを付け、山〇に人生をかけようとした旅行で、見方も変わり感じる処があったのか?何かしらユキの逆鱗に触れ、きつい言葉を山〇に浴びせ旅行の途中で終わりになったのであろう。後々「だらしない!」と言っていた。電話を切る寸前「返さないからね!」と言った。唖然としたが、やっぱりなと少し嬉しかった。そう思ってしまう自分が情けなかったが、仕方がない。駅前の居酒屋で会ったが、旅行の話題には触れられなかった。
出口でユキは、ひげ剃りを渡しながら大粒の涙を流していた。そして、一人でアパートに向かって歩き出した。直に追いかけて話しかけたが「貴方も、赤羽と同じじゃない!」と言って泣きながら肩を叩かれた。山〇も同じだったと言うことだろう。そのまま、急ぎ足で歩いて行った。後を追いかけたが相手にされず仕方なく駅の方に歩いた。しかし、このままにはしておけず、タクシーに乗りアパートに先回りした。帰り着いたユキは、アパートの門扉を閉めて入れようとしない。何回か試みたが駄目だった。ここまでやれば一応気が済んだ。駅の方に向きを変えて歩いた。暫く歩いていると後ろから私の名を呼ぶ大きな声がした。ユキが追いかけてきて、抱き着いてきた。テレビドラマのシーンの様に廻り構わず抱き合った。「私は旦那の処から貴方の処へ引っ越してきたの。もう帰れない!だから私を置いていかないで!」と泣きながら言った。そんな事を言うのなら他の男を止めたりセックスしたりするなよって感じだ。一緒に部屋に戻り、椅子に座っていると膝の上に跨り抱き合いながら泣いた。その時のセックスは、1ヶ月の間忘れかけていた心の通い合う激しい充実したものだった。
翌朝も当然の様に求め合い、愛し合い会社へ行った。夕方行ってみると、ソファーの向きを変え今まで隠したままだった二人の写真がちゃんと飾ってあり、山〇の歯ブラシも消えていた。ユキが心機一転し、私の処に戻ってきてくれたのだと実感した。食事の後も、激しく求め合った。終わっても、下着だけ履き互いに抱き合った。ユキは、パンツに手を入れ肉棒を握り、形や味を堪能するかの様に丁寧に舐めてくれた。そのままの状態で、ユキのティーバックを少しずらし挿入すると、ユキは激しく悶え、結合部から聞こえるグチョグチョ!チュクチュク!音を楽しんで、最後はバックで射精した。「帰したくない!」と騒ぐユキを振り切り、終電で帰った。こんな事も、久しぶりだった。
お盆は2連泊した。その夜も、激しく燃えた。舌先を割れ目に差し込むと「アー!」という力の抜けるような溜め息を漏らし、クリを舌先で転がすと「ハー!ウゥ・・・!」と呻くと同時に体を硬直させ絶頂を迎えた。すかさず、肉棒を蜜壷の中へ滑り込ませ、抜き挿しを楽しんだ。翌朝もモーニングセックスを楽しんで、2度寝し、映画を見に出掛けた。映画が終わって、あの居酒屋に行こうと言った。私は、ユキの足を触ったY氏がよく行くところで良い印象が無かったし、2連泊目で自宅に電話も入れなければならず、気掛かりもあり「映画に連れてきたじゃないか!」と言ってしまい、ユキが「少し位のわがままが、なぜ聞けないの!」と口論になってしまった。そして意地の張り合いである。やはり、山〇の件以降、ユキよりも家庭の方が大事になっていた様に思う。
翌〃日、電話した時「血の固まりが出た!」と言った。妊娠?俺の子供?と考えた。しかし、今のユキには私しか頼れる人間は居ない。大きい気持ちで包んであげようと思った。勿論、辛く激しい心の葛藤が無かったわけではない。次の日電話して「病院へ行ったか?」と聞くと「どうでも良いでしょ、いちいちうるさいんだから!」と一方的に切られた。午後行ってみると、ドアにチェーンが架けられていた。中から乱暴にチェーンを外し、台所の方に引っ込んだ。部屋に入ると冷たい視線が飛んできて「ここにお姉さんが居たらどうするの?何も考えないんだから。貴方は私に何をしてくれるの?心配しているのは口だけ?」腹が立ったから「アー何もしてあげられないさー!」と言って部屋を出た。
その後も何回か電話したが「家からこそこそ電話するのは止めて!」とか「今、自分の性格が嫌いだから会いたくない!話す事は何もないから店(スナック)に来ないで!」とあしらわれた。この状況を打破する為に、別れの手紙を部屋に置いた。すると、ユキから自宅に「何よ!奇麗事ばかり書いて、一週間ぐらい待てないの?生理がないのよ、診断書送ろうか?貴方なんか全てが順調で、しかも私がいて言うこと無いじゃない!こんな事だったら旦那の処から来なきゃ良かった。帰れるようにしてよ!」と泣きながら電話を切った。妊娠している事を山〇の件もあり、私にはっきり言うことも出来ず悩んでいたのであろう。
色々なことがあり過ぎて、ユキの誕生日祝いをすっかり忘れてしまい凄く怒られた。「何で毎月の2万円に店(スナック)のバイト代上乗せしておくから休めよとか言えないの、惨め!家でもそうなの?奥さんよく我慢しているわね!旦那だってそれ位やってくれたわよ!」と言って、さっさとベッドに行って眠ってしまった。私は、寂しくソファーに横になり、空しい思いをしながら朝を迎えた。次の日の会話の途中で雲行きが悪い会話になり、つい「気になっていることがある!」と言ってしまった。しかし、俺の子か山〇の子かなんて口が裂けても言えない。昼食のために入った蕎麦屋でも執拗に尋ねられたが、言わなかった。結局、ユキは怒って食事代を置いて店を出て行った。追いかける気もなく、それぞれ別の方向へ歩いた。
お盆以降、ユキは感情の起伏が激しく寄りつく事すら出来なかった。31日には、私の軽はずみな言葉でユキになじられた。「何よ!他人事みたいに言わないでよ!」。まだここまでは我慢できた。しかし「自分の都合の良い時に電話してきて。安心しな!子供は堕ろすから!」の言葉で我慢している私の心にヒビが入った。「お前だって自分の都合で行動しているじゃないか!7月に山〇をこの部屋に泊めてセックスしていた。山〇の子じゃないのか?」と、とうとう言ってしまった。「〇〇興業の山〇の事?私がセックスしたとでも言うの?」と何時もの様に白を切る。7月の忌々しい光景を具体的に話した。それに反論できないユキは「全部荷物を持って行って!鍵も置いて帰りな!手術代はどうにかするし、今まで貴方に負担してもらったお金は全部返すから!」と、私の荷物を紙袋に詰め外に追い出された。暗闇の中を一人歩き、タクシーを拾って帰った。身重のユキが心配ではあるが、どうして良いのか判らなくなった。
数日後、私が不在の時会社に電話が来ていた。ユキの勤め先のエステに電話して「電話したか?」と聞くと「みたいだね!」とユキらしい返事である。駅で会うことになり待った。現れたユキは、今までの輝かしさは無く心身の疲れを表しているかの様だった。食事の後、改札で「明日早いんだったら泊まればいいじゃない!」ユキらしい誘い方である。いくら喧嘩しても、ユキには私が必要で私にもユキが必要なのだ。その夜、久しぶりのセックスをお腹の子供を気遣いながらも気持ち良く射精し眠った。
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