その寝室には俗に言うSMルームになっていました。
吊り下げる滑車や縄、強制的に股を開いて固定する椅子や色んなおもちゃが整然と並べられていました。
三脚に固定したビデオもセットされていました。
「僕は実はSなんだ。婚活サイトに登録したのは、結婚が目的ではなく、Mな相手をパートナーにして性癖を満足させたいのだ」と告白されました。
私はノーマルなセックスしかしたことがなかったので、びっくりして帰ろうとしましたが、お酒に酔っていたし、終電も無かったのでどうすることもできませんでした。
「今日は痛くすることはないよ、SMは開発していくもので、お互いの理解があって進めていくものなんだ。だから怖がらないで、とても気持ちよくさせてあげるから」
と懇願されました。
私はそれまでの彼がとても紳士的だったのでその言葉を信じて
「もし酷いことをしたら絶対に訴えます」
と言いましたが、正直少しはいじめられることに願望がなかったわけではありません。
でも実際に目の前にこのようなものがあると、怖くなります。
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