良美の話を聞いているとすっかり時間を忘れて2時間も滞在してしまった。
良美は結婚したが子供は授からず、旦那は仕事人間でもうかれこれ10年もセックスレスだそうだ。
俺も嫁の拒否によるセックスレスなのだが、まさか社長夫人とやるわけにもいかない。
それにセレブとはいえおばさんは趣味ではないのだ。
それからというもの、ヘルパーを送り届ける時には良美の家で1時間ほどお茶をする日が続いた。
ある時に良美から携帯に電話がある。
「ねえ、陽君、今晩食事いかない?旦那は今日はいないの」
「え?それはヤバいだろう?」
「いいのよ、美味しいイタリアンがあるのでご馳走するわ」
「わかった!」
俺はお酒を飲むことを想定して車は社に置いて電車でレストランへと向かった。
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