ドキドキして眠れなかった。午前3時、こっそり起きてソファでボーっとしたりして。
イブの朝。
兄ちゃん(中1)は部活へ、チビを支度させ、私立の幼稚園に自転車で送り、「夕方におばあちゃんが迎えに来るからね」と言い残し、自宅へ。
父を亡くし、近くに移り住んだ母には、「コンサートに行って来るからね」と言ってある。
シャワーを入念に浴び、髪を整え、お化粧をして。
下着は、彼のお気に入り。
彼の大好きなデニムのミニスカ....、薄い素肌感覚のストッキング。
鏡の中の自分に納得。
そして、ロングブーツ。
身支度を整え、手作りのお弁当を作る。
彼の好きな玉子焼きには、愛情を込めて作った。お弁当を鞄に入れ、家を出る。
歩いていても、ドキドキ、少し息苦しくさえ感じる。
駅まで歩き、電車で向かう。
ドキドキする。視線が定まらない。頭の中は、彼のことばかり考えている。
駅前の公園の隅、彼の軽が止まっている。
彼と知り合ってから、1年。
助手席に入ると、私はもうすっかり彼の女。旦那の事なんて全く思い出さない。
駅前から、郊外へ出る。彼の横顔を見ているだけで、幸せを感じる。
高台にある〇〇公園の駐車場の隅。
車を止め、初めてのキス。抱きしめられ、抱きしめ返す。髪を撫でられ、熱いキスを繰り返す。彼の手が、私の膝頭を撫でる。
スカートの裾にもぐり込む指先。そっと、その手を掴む。
「会いたかったよ」
「私も」
また見詰め合い、キス、舌を絡める、彼の唇に、すっかり口紅が着いている。
少し早い、昼食。お弁当を広げ、彼に食べさせてあげる。彼も、食べさせてくれる。
一本のお茶のペットボトルを交互に飲む。
「おいしかったよ」「ありがとう」
彼の腕の中で、優しく髪を撫でてくれる。
閉じ合わせている膝の間に指先を入れ、前後に撫で回す。
「エッチね」
「大好きなんだから仕方ないよ」
「もう…」
「穿いてきてくれた?」
「え?」
「あのパンティ」
「レディに向かって、きくものじゃないわ」
「確認しないとね」
「あとで」
公園を散歩する。あったかくてよかったです。
人気ない階段で彼のキス。
私の手を引き、階段を登って行く。
幸せを感じる。
日陰のベンチで休憩。
彼のお話に耳を傾ける。
散歩。
建物の陰で、彼からのキス。
うなじへのキス。
耳を口に含まれる。
ふーっと吐息。
彼の手が、腰からスカートのお尻へと。
スカート越しに、お尻を撫でる。
ショーツに沿って、指先が動く。
「我慢できないよ」
「え?でも・・・」
彼と車まで戻った。
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