裕之さんの胸に顔をうずめながら余韻に浸りました。
『裕之さんの血液型は、もしかしたらABじゃないかしら?』
『そうです、ABです。前に話しましたっけ?』
『聞いたこと無いけど、そうかなぁ…って思ったの。だって、AB型は二重人格って言うじゃない?
裕之さんって普段は優しいのに、エッチするときになると人が変わるっていうか…Sっぽくなるんですもの』
『それはね、加代さんの恥ずかしそうな顔を見ると、興奮してもっと見たくなるからなんですよ』
『夜の裕之さんは、エロ之さんだわ』
『アハハ、加代さん、なかなか上手いこと言いますね』
『私、裕之さんに抱かれる度に淫らな女になって行くみたいで、怖いわ。いつか、嫌われてしまいそう』
『加代さん、そんなことを心配してたの?バカだなぁ。僕は加代さんのことをもっともっと気持ち良くしてあげたいんですよ』
『そうなの。わたし、裕之さんが好むならどんな色に染められてもいいわ』
そう告白すると、裕之さんが黙ってキスをしてくれました。わたしは安心して眠りにつきました。
翌朝、目が覚めると裕之さんは寝息をたてて気持ち良さそうに眠っていました。
私は起こさないようにそっとベットを抜け出して一階へ降りました。
冷蔵庫に有るもので、簡単な朝食を作りました。
ご飯、お味噌汁、目玉焼き、ボイルしたソーセージ、お漬物。
裕之さんが起きて来ました。
『加代さん、おはよう。
おっ、朝ごはんが出来てる!
嬉しいなぁ、こういうの何年ぶりかなぁ』
『簡単なものしか出来ませんけど…』
『いやいや、ひとり暮らししていると、こういうことが、すごく幸せに感じるんですよ』
裕之さんの喜ぶ声を聞いて、私も幸せな気分になりました。
朝食を済ませて流しで洗い物をしている時でした。
『加代さん』
耳元で名前を呼ばれて、後ろから抱き締められたんです。
『裕之さん、どうしたの?』
『エプロンしてキッチンに立っている加代さんを見たら、とっても愛らしくなっちゃって…』
『うふふ、いやだわ、新婚さんじゃるまいし…』
私が首をひねるようにして後ろを向くと、裕之さんが唇を求めて来ました。唇が重なって、舌が触れ合いました。
いつの間にか裕之さんの手が薄手のセーターの下から侵入して胸を揉み出しました。
胸を揉むだけじゃなくて、カップの中にまで手を入れて私の敏感な乳首をクリクリし始めました。
『アッ…フゥン…ダメよ…朝から…
誰か来たら、どうするの…』
『こんな朝から誰も来ませんよ』
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