こんな昔の話を書き込んだのは、理由があります。
先生は、5年前に定年退職しました。
退職の直前、先生と会ってラブホで還暦の先生を喘がせて、先生の中にタップリ射精した後、先生は私を見つめてこう言いました。
「ミツル君・・・長い付き合いになったけど、今日で、最後にしましょう。」
「え?どうしてですか?」
「先生はもう退職・・・これからは夫と生きていくことにする。夫も七十近いし、子供が戻ってきて同居することになったから・・・」
「そう・・・ですか・・・」
「それにね、ミツル君も、もう42歳だし、そろそろ奥様だけにしないと・・・もう、浮気しちゃダメよ・・・いつか不幸になるから・・・」
「分かりました。先生の最後の教えとして、心に刻みます。」
身支度を整えてラブホを出ました。
「じゃあ、元気でね。奥様、大切にするのよ・・・」
「先生・・・ご自愛ください。さようなら・・・」
「さようなら、ミツル君・・・」
駅前で、先生と別れました。
これが先生を見た最後の姿でした。
先日、中学の同級生から電話があって、先生の訃報に触れました。
先生は、65年の生涯を閉じました。
中学時代の同級生が数名集まり、先生を見送りました。
その中の一人が、私のそばにやってきて、
「10年前くらいなんだけど、ほら、卒業20年で集まった、その2年くらい後、お前、先生と歩いてなかったか?」
と言われて焦りました。
「ああ、飲み会の後、偶然再会して、二人で飲みに行ったことがあったよ。俺、先生にご馳走したんだ。」
と言ったら、
「そうか・・・俺、お前と先生付き合ってるんじゃないかって勘繰っちゃったよ。」
「ま、まさか・・・先生、何歳年上だと思ってるんだよ。」
「そうだよな・・・あのさ、絶対に言うなよ。俺、20年前に何度か先生と男女の関係になったことがあったんだ。1年くらい続いたかな・・・先生、転勤して別れたんだけど、あの転勤がなかったら、俺、嫁さんと結婚してなかったかもしれないんだ。綺麗な先生に夢中になってたからな・・・」
「ほ、本当かよ・・・」
と言いましたが、かなりショックでした。
そして、葬祭会館の周りを見渡し、何人か先生を見送りに来た教え子を見たら、そう言えば俺達が中学2、3年の時の同級生しかいないような気がしました。
もしかしたら、先生が結婚、妊娠したあの年の教え子のうち、先生を見送りに来た数名の教え子は、その後、先生と男女の関係にあった男たちなんじゃないかと、そう思えました。
美人先生は、成長した教え子を摘まみ食いしていた・・・信じたくありませんが、そう思えてきました。
「先生・・・どうなんですか?教えてください・・・俺は、先生につまみ食いされた教え子の一人だったんですか?」
空を見上げて尋ねてみましたが、もう、先生は答えてはくれるはずもありません・・・
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