皆さん、ご意見ありがとうです。
うちは息子くん達のの溜まり場となったようでそれからもちょくちょく皆で集まっていました。
昨日、ケイコとお茶をする約束をしていましたが、ケイコの体調がすぐれず、中止になってしまい家でテレビを見ていました。
家のチャイムが鳴り、インターホーン取ると彼でした。
ドアーを開け
「どうしたの?」
「すいません。定期入れを忘れちゃったみたいで」
「本当。おばさん見てないけど~」
「多分そうだと思うんですが~」
私は彼を家に上げ、息子くんの部屋を探すよう言いました。
彼は2階に上がり部屋を探しましたが見つからなかったようで
「おばさんすいません。違うとこで落としたみたいです」
と言いながら2階から降りてきました。
「そう~。もし見つかったら息子くんに渡しとくね」
「せっかくだからコーヒーでも飲んでいく」
私もケイコのドタキャンがあり暇をしてたので彼を呼び止めコーヒーをすすめました。
私と彼はコーヒーを飲みながら他愛無い会話を交わしていましたが、沈黙がありなにか話さなきゃと思っ た私は、
「彼女とかいないの?」
「まだいないんすよ~。告られた事はありますけど~、好みじゃなくて」
「そうなんだぁ~どんな娘が好みなの?」
「ん~学校の同級とかはいまいちなんですよねぇ~。子供っぽくて」
「じゃあ、年上がすきなのかな」 「そうですね。おばさんみたいな人」
正直、ドキリとした。
「またまたぁ~おばさんにおべっか使っても何もでないぞぉ」
私は久しぶりにそんな事言われたものだからドキドキして答えた。
「おべっかなんて使ってないよ。おばさん美人だしぃ~」
私は精一杯取り繕って
「ありがと」
「おばさん。俺はじめておばさんを見たときからすごくドキドキしていて」
「あらっ、おばさん口説く気」
「そんなんじゃぁ~。ただおばさんと会ってから毎日おばさんの事かんがえちゃって……」
しばらく考えたのち彼は、
「おばさん。俺まだ女の人と付き合ったことなくて。おばさん……」
恥かしそうに下を向きながら小さな声で、
「教えてほしい……」
「えっ何を」
「女性を……」
(どうしよう……息子の友達に女を教えてほしいと言われてる。ダメよ。そんなの親子ほど年が離れているのに~しかも息子の同級生……。)
私は葛藤してしばらく考えていると……。
「俺、おばさんの事考えて自分で……もう我慢できないよ。好きですおばさん」
彼は真剣な眼差しを私にぶつけてきた。
何年ぶりかしら、男にこんな事言われるのわぁ~。
「だってぇ~、おばさんは結婚してるし、あなたと同じ年の子供もいるのよぉ~」
「そんなのわかってます。でもどうしようもないんです。おばさんの事考えると……」
私の中で何かが崩れていく気がした。
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