不倫体験告白

続き。

友達申請を承認する前に、彼女のFacebookを確認してみた。
どうやら子供がいるらしいが、何歳かも性別もわからない。
結婚しているなら友達くらい大丈夫かと思い、承認。
するとすぐに彼女からFacebookにメッセージが届いた。
「会いたいな」
おいおい、こっちは結婚し、アラフォー真っ盛りの親父だぞ。
何度かメッセージをやりとりする中、
俺と別れる少し前に浮気していた彼氏に体を許したことや、別れた直後に妊娠が判明したことがわかった。
そして、彼女が俺に見せるためにFacebookに娘の画像を載せたところ、どう見ても子供の頃の俺の女版。

俺は妻とは子供ができなかった。
俺は子供の頃に高熱を発したり、現在は内臓疾患も抱えているため、
子供ができない理由は俺である確率が高かった。
妻は、そんな俺の言い訳を聞きながら、子供はいらないと言ってくれていた。
結婚前には子供ができた時のことを散々話していたのだから、ほしくないはずはないのにだ。
もう、子供をあきらめていた俺。
だからこそ、Facebookの子供の画像を見て、涙がとまらなかった。

でも、俺の子だとは言えない。
言って誰も得をすることはない。
「会うのはやめよう」とは言ったものの、彼女は積極的に会いたいのだと。
しかも、今は車で１０分も走れば着く場所に住んでるらしく。
今後のことも考え、会うことに。



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