不倫体験告白

お名前がわかりませんので失礼しますが早々のご助言ありがとうございま
す。Ｋとの関係の発端は主人の腹上死なのでお恥かしい限りです。それに加
えて四十九日の法要の夜の出来事もたぶん信じられないとお思いでしょうが
あれは紛れも無い事実です。主人もあんな死に方をしてたぶん無念だったと
思います。最初は酔い潰れていましたからＫの感触はまったく感じていませ
ん。幽体離脱がどういうものかは知りませんが不思議なくらい自然な形で主
人と私がもつれ合っている姿をすぐ横で眺めていたような気がします。その
後に面倒をみると宣告されたので甘んじて受け入れました。私は毎日その日
のレジを〆てから営業日報を書いて脳を活性化させる為に翌日の朝に前日の
出来事を思い出しながら自分の日記を書いています。Ｋとのカウントも数十
回に達しています。娘は時々顔を見せにきますがＫとの会話の中にも特に変
わった様子もありません。娘の相手は依然として不明ですが確かめるつもり
も失せています。私でさえ彼から離れられない身体になってしまいましたか
ら娘がＫの手にかかったらイチコロだと思います。Ｋ以外の男性が現れてさ
らっていってくれればいいとも思いますが店もあることですし遠くにいくこ
とも難しいです。Ｋとは長年同じ屋根の下で暮らしていますから仕事に向き
合う熱意。職人独特の無骨さや繊細さ、優しさ、ちょっとした意地悪さもわ
かっています。それを振り切って他の男性と親密な関係になるにはどうすれ
ばいいのでしょ？ずうっと家の中で過ごしていましたから世間のことにうと
い女なんですよ。


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