妻をさんざん焦らしてきたJ氏だったが、彼ももう我慢の限界か。
こういう時、出来るだけ私は干渉したくない。
自分の女、いや自分のオナホを扱うように妻をぞんざいに扱ってほしい。
挿れたい時に挿れ、出したい時に出し、出したいところに出す。
女を感じさせるのはあくまでも自分のテクニックやペニスの威力やオスとしての魅力を誇示したいがために過ぎない身勝手な男。
トイレのように出すものを出したら後戯など知らないとばかりに背を向ける。
行為後に寂しくて男に縋りつきたい女性は仕方なく膣内に残された精子をローション替わりに今さっきのセックスを思い出しオナニー。
極端に言うとそれぐらいの男に寝取られると、嫉妬鬱勃起は頂点に達する。
J氏もまた、そのタイプのようだ。
ゴムもつけず、私にアイコンタクトで了解を得るわけでもなく、徐々に腰を沈めていく。
彼の亀頭は妻の膣に飲み込まれ、めくれた小陰唇が彼の陰茎で引き延ばされてしまっている。
少し苦しそうな声で呻く妻。
「おっきい・・」
私のものと比べられているようで、嫉妬が加速する。
「あ、ちょっと待って、お願い、そこで止まっ」
いじわるな彼は早く欲しがれば焦らし尽くし、止まれと言われたなら当然、奥まで一気に挿しこむのだった。
「ぎゃっ!」
悲鳴に近い妻の声、のけぞる妻の身体。
そのまま彼は妻の両足を両脇で抱え込み、屈曲位に近い体位で種付けプレスでもするがごとくその陰茎を深く押し込んでく。
その結合部を二人のお尻側から見れば、一番深く挿しこまれた瞬間に彼女の肛門がキュッと締まるのが見えた。
膣の最奥部に達したJ氏の陰茎を、二度と手放したくないかのように妻は反射的に締め付ける。
彼の陰茎に拡張された妻の膣口は、彼が少しでも動くたびに小陰唇がまとわりついたりめくれたりし、
いつもの比にならぬほどの多くの愛液が、押し出されて二人の粘膜のふれあいを潤滑すべく溢れだしてくる。
完全に彼の陰茎は妻の膣に埋没したが、J氏の睾丸や戸渡の脈動で、妻の中でよりペニスを膨張させびくびくと動かしているのが分かる。
彼が妻の膣の中でペニスに力を入れるたびに、妻の肛門が締まるので、それがよく分かる。
もっと奥へと挿入したいのか、もっと彼の陰茎を受け入れたいのか、
ぶつかり合った恥骨を前後に、また円を描くように、ぐりぐりと擦り合う二人。
妻の足は高く上がり下から彼の足腰をからめとり、いわゆる大好きホールドの姿勢。
妻の両腕はJ氏を抱きしめ、頭をなで、背中からお尻へ流れるように愛撫する。
妻の両手がJ氏の腰とお尻の辺りに達すると、彼女は力強く自分の方へ引き寄せた。
彼のお尻に食い込む彼女の指の深さが、彼のペニスを欲しがる彼女の愛欲の深さを表しているようだった。
彼女は下から腰を浮かせて、自分の気持ちいいところに当たるように、ぐりぐりと押し付ける。
二人は何度もキスをして、舌を吸い合い、唾液を交換して、上も下も粘膜を密着させ擦り併せて、
二人の身体は細かく見れば本当の意味で溶け合い混じり合っていく。
まだ本格的な動きはない。一番深くでその場に留まるJ氏。
妻は大きなため息をついて、うっとりと、つぶやく。
「これが欲しかったの・・・・」
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