あの日から毎日行っていた家事やお手伝いも週に2回いくようになり、週に1回は旦那さんに抱かれるようになったのです。
(あまり私が行くから彼が変な気を起こしてしまうんだわ。)
彼女が退院するまでの辛抱、そう思って抱かれるのを覚悟で通いました。
そして事故から半年後、親友が退院してきたのです。
「まあ、奇麗になっているわ。ハルがお掃除に来てくれたおかげね。」
そう言ってくれたのですが、親友は下半身に麻痺があり歩くことも出来ないのです。
それに右手も車で引かれたせいで使いづらくなっていました。
「ミキ(親友の名)、これからは毎日来てあげるから何でも言って、、」
「ええ、、ありがとう。あなたのせいでこうなったんですものね。あなたがわざと私を押したせいで、、」
ドキッとしました、ミキは、ミキは知っていたのです。
私がわざとよろける風にしてミキの体を押したことを、、
「ねえ、毎日食事や洗濯や家事をしに来てくれるんでしょ。私の携帯ここへ置いておいてよ。いつでもハルを呼び出せるように、、」
ミキに言わせると事故後気が付いた時は病院のベッドの上で頭を打っていて口もあまり聞けなかったので真実は黙っていたそうです。
その日はそれで帰ったのですが、ミキの旦那さんに言わせると車椅子生活は避けられないとのこと、右手に関してはリハビリ次第で良くなる可能性はあるそうです。
そして夫婦生活に関しては、仮にセックスは出来てもミキが感じることはないと言うことを先生から聞かされたそうです。
「だから、俺とのセックス、当分は頼むよ。」そう言われたときには目の前が真っ暗になりました。
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