まず、落ち着いて考えていただきたいのは
>被害者の感情より犯罪者の更生が先
この部分ですが、他のレスにもありましたが
個人の道徳感・昔ながらの一般的な感覚は別として
この国では【離婚】というのは不名誉なことでも悪い事でもでもない
これが、この国が明確に示している態度です。
いつだったか、元首相の娘の長女の離婚がプライバシーの侵害で
うんたらかんたら、慰謝料が・・・という事件ありましたが
そもそも、【離婚】というのは不名誉でもなんでもないので、それを理由に
慰謝料など、何を馬鹿なこと言ってるんだ?
と、あっさり請求棄却となるでしょう。
(あの事案は出版の差止とかがメインの争点で、そんな話に行く以前に決着
ついたと思いましたが、はっきりとは覚えてません)
要するに、離婚が不名誉
ゆえに被害を受けたとか慰謝料、という主張は単純には通らないわけです。
結婚も、離婚も私人間の関係の変動に過ぎない、その辺がキリスト教系の
お国のようにはいかないということです。
次に、娼婦という言い方が正しいかどうか、奥様を知らない僕には
わかりませんが、前回も少し述べたとおり『人の生き方』に価値判断として
良い、悪いを国家が示すことはできません。
国家にできるのは、法として定めたルールを逸脱し、秩序を乱す者に
その限りとしてサンクションを与えるだけで
人の過去を罰するとか制裁を、という事は国家の役割を超えた請求です。
最後に一言
許せないとか、我慢ならない感情があるのは当然です、生き物なのですから
しかし、その感情を満足できるようなルール作りなど不可能です
人が作る社会なのですから、そんな都合よくルールなどできません。
大事なのは、感情のままに、許せないからと相手に噛み付いて
傷つけたりすることは人間の社会では許されないということです
どんな不条理で、許せない苦痛も痛みも全て抱えて生きていく
それが、『人として生きていく』ということです。
それができずに、感情のままにルールを逸脱して人を傷つける者を処罰する
それが国家の役割だという事です。
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