その日、待ち合わせ場所にゆぅさん(40)俺と同い年が現れました。
LINEで「今つきました。これから東改札にいきますね」とメッセージ。
(きてくれたか、、、)と安堵する気持ちと不安が一気にピークになる。
バケモノが来たらどうしよう。ゆぅさんに俺の写真は見せていても、俺は結局、写真を見ないまま会う事になってしまった。
だが、、そこに現れたのは、、、、
(おい、え?この人がゆぅさん!!??)
ゆぅ「初めましてーゆぅです」
俺「あ、こちらこそ初めまして。。」
普通の美人さんだった。
プロフィール画像では顔部分に大きなスタンプおしてるのでショートカットの茶髪っていう事しかわからなかったが、顔はちゃんと整っていた。
本人が言ってた事は全部、嘘じゃなかった。
若干、斜視入ってます。
キツネ顔です。
鼻が少し高いと言われます。
髪型は変わってません。
身長は160センチ。
まさにそのままの人が現れてくれた感じ。
そして服装も仕事帰りに会う約束をしていたので印象が残っているのだが、ゆぅさんは紺色のパンツスーツ姿でとてもOLらしい格好をしていた。
マッチングアプリでの雰囲気は清楚系なふんわりした写真だったので実物もイメージどおりでなんだか安心した。
だが!だが!だが!まだ油断は出来ない。この後、マルチ商法の話をされるかもしれないし、突然「副業に興味ありませんか?」と切り出される可能性がある。
ここまで本当に長い道のりなんだけど、まだまだ安心する事が出来ない。本当に弱肉強食の厳しい世界だと思う。
↓パワー指標↓
イケメン>>女>>>>>>弱者男子
俺の目的は当然、カラダの関係。これは本人の欲望なので嘘のつきようがない。だけど、相手が何を望んでるのか、まったく俺にはわからないのだ。
もし、少しでも俺がカラダ目当てである事を悟られたら即、逃げられるかもしれない。
だがこちらからアプローチしなければ、相手からしても(この人、いったい何がしたいんだろ?)と疑問を与えてしまい、今回はよくても二度目のデートの可能性が消滅する場合もある。
そういう意味では、相手の会う目的。何のために会って、会って何をするのか?これは決めておくのが理想だけど、全て理想どおりにはいかないんだ。
それに会う目的なんかを設定したら、真面目な人であればある程その段階で切られてしまう可能性もある。
それに本人は酒は嗜む程度だと言っている。となれば酒を飲まして、、ともならないだろう。
結局はどこかで勝負に出るしかないんだ。覚悟を決めるしかない。
結局、そのまま食事にいきメッセージでやりとりしていた会話の延長のような形で話を進めるしかなかった。
そして俺はダメもとで覚悟を決めていった。
俺「この後はどうされますか?私はゆぅさんともう一歩踏み込んだ関係になりたいのですが、ゆぅさんはいかがですか?」
ゆぅ「え、、、」
俺「今からあるところと行こうと思います。もしよければ、、ついてきてください。もし難しいようでしたら、すぐに逃げてもらっても構いません。幸い、駅は近いですから」
ゆぅ「にげるって、、、」
こうして俺はラブホテル街へと歩いていった。
するとゆぅさんはすぐに俺の目的がらわかったのか、
ゆぅ「何処いこうとしてるのかわかりましたw」
と、言ってくれた。
どうやら相手は逃げなさそうだ。この時、俺は初めて心の底から安堵したんだ。
ゆぅ「目的はわかりました。あとリスク管理はちゃんと出来きてますか?それならいいですよ」
リスク管理という単語はもはやマッチングアプリ業界で頻繁に使われる専門用語だと思ってもいいレベルによく見かける言葉なんだ。
意味の中で最も大きいのが、双方の配偶者にバレること。これがダントツの意味。
あとは、、、やっぱ「妊娠」だよな。
リスク管理はしっかりしています。このワードは何気に武器にもなるし、女が1番気にしている部分でもある。
リスキーなイケメンより、リスク管理ちゃんと出来てる凡人の方が安心なのじゃないだろうか。イケメンだからとプロフィール画面に顔写真のせてるヤツなんか、逆にリスク管理できて無さそうと思われ敬遠される部分もあると聞く。
俺たちだってそうおもわない?美人が平然と顔だしてたら、なんか男を釣る裏がるんじゃ?って思うでしょ。だから最初は顔なんてしらなくてもいいレベル。自分に自信がある人は後々すぐにわかるよ。
俺「そうですね。身バレしたら元も子もないですからね。私は身バレの他にも最強のリスク管理してます」
ゆぅ「最強のリスク管理?」
俺「実は、私は精管除去済みなんですよ。ですから絶対にデキることはありません。もし行為があっても次の生理まで不安で仕方ないってのもリスクの一部ですよね」
ゆぅ「そうだったのですね!」
俺「後で傷みせましょうか?少しですが袋の方に見えますよw」
俺は数年前にちゃんと避妊してたのに30後半の嫁を妊娠させておろさせた経験がある。その頃はまだ嫁とは関係あったんで話し合った結果、俺が精管除去する運びとなった。もちろんそんな経緯を話しながらラブホへと歩いて行った。
そして、、受付でチェックイン。部屋へと入っていった。
驚きの展開はここからだった。
ラブホのドアが閉まるや否や、いきなりゆぅさんは俺に抱きついてきてキスを求めてきた。!!
そのまま玄関口でかなり激しいキスを絡め、俺は脳裏に「ながえプロデュース」とか「ヘンリー塚本」みたいな昭和ノスタルジック人妻不倫みたいな展開だなぁ、、なんて俺は思ってた。
結局、ゆぅさんも涼しい顔しながら本音はヤリたくて仕方ない人だったっていうオチ。
その流れのまま移動してベッドにゴロン!と寝転がる状態へ。それでもゆぅさんの激し過ぎるキスの嵐は止む事がなかった。
俺がキスを迫られながら、ポケットの中で邪魔なスマホを頭元の棚に置いたら、ゆぅさんも同じように自分のジャケットのポケットからスマホを取り出して同じように棚に置いた。
ゆぅさんのスマホの待受画面には中学生くらいの長男と小学生くらいの長女と旦那さんの写真が写っていた。
この時、俺はかなりリアルにゆぅさんがやっぱ人妻なんだな、って俺は感じたんだ。
俺たちのやってる事は背徳レベルMAXの事をやっているのは間違いない。
ご主人が毎日働いて、ゆぅさんや子供を育ててるのに、どんな理由があったのかしらないが、ご主人の奥さんはきっと今、パンティ濡らしながら必死に別の男とキスしてんだ。なんて背徳的なんだ、、。
この時、ゆぅさんは完全にオンナにもどっていた。
ゆぅ「今だけ、今の時間だけ甘えさせて、、」
俺「うん。いいよ」
ゆぅ「トモくん(俺)好き!!大好き!!!」
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