若い頃には岩城滉一の生き方にあこがれてたもんだった。
オイラが言いたいのは女を口説くの定石や方程式は無いと思うということ
なんだよ。女はみな好みも考え方も違う。オイラなんかどう見たって真面目な
サラリーマンには見えない。紳士にも見えない。言葉もくだけている。
ただし男の世界で目上の人間に対してはきちんと敬語謙譲語を使うよ。
なっち君の方程式からすればオイラなんか女に縁のない人間に見えるだろう
な。そんなオイラでも女には不自由はしない。
初対面時に、紳士で優しい男に女は安心感を持つ。オイラみたいな男には
安心感は持たないが、かなりの興味を持つことを感じる。
なっち君とオイラの違いは此処だと思うな。安心感を持たれるのと興味を
持たれる事の違い。それと自分を作らない。オイラは、男は女には敵わない
と思っているし、遅かれ早かれ女には見抜かれると思っている。だから自分の
悪い面を先にオープンにしてしまう。その方が後から出てくる事がすべて女か
ら見たら良い方のサプライズだからだ。
オイラは若い時から30歳以上の女しか興味が無かった。オイラの付き合った
女は大抵が、紳士なんて腹の中ではナニを考えているか分からないと言う。
オイラもこの言い分には賛同する。
また、なっち君とオイラではターゲットにする女が違うのかもしれない。
どちらにしてもオイラは女を口説くのに方程式は必要無いし、またそんなもの
も無いと思っている。非難が来るかもしれないが、オイラは自分からホテル
を連想させる言葉や行動を取らない。必ず女のサインが出るまで待つ。
その方がより女の心を捕まえる事が出来るし長く続く。オイラはただの穴は
もう要らないからだ。心を伴った女が欲しいからだ。それはセックスの時に
顕著に現れる。
世間でモテないとか女に縁が無いと言う男がいるが、オイラに言わせれば、
世の中は面白いものでどんな男でも必ず女は出来る。ただ、男がそういう
場所に行かないだけだ。外に出る時間が長ければ長いほど、また遊びに出れば
出るほど女に出会う。頭で考えているだけで行動しないからだな。
外に出て沢山恥をかけば必ず女は出来る。オイラはそう思うし後輩にもそう
言っている。それで女が出来るのだから。
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