とても大切な小包を宅急便で申し込む。
勿論彼女がカウンターにいる時に。
「あれ‥‥?あっ、住所控えておくの忘れた!」
でも、午後の集配の時間は1時間後。
「大変申し訳ないのですが、この荷物、どうしても今日の便に
乗せないとまずいんですけど、住所を会社に忘れて時間的にここには
戻ってこれないんです。
後で電話して、住所を言いますので、私の代わりに書いて出して
いただけないでしょうか?○○市○○町までは思い出せるんですけど、
番地がどうしても思い出せないのです。3ー14ー‥‥‥うう~
だめだ!最後の数字1文字だけがどうしても!」
店の電話番号と彼女の名前を確認。
30分後に電話。
彼女に数字を書いてもらって、優輝さんは命拾いする。
「先日は本当に、本当に、ありがとうございました!
お陰で仕事が上手くいって、助かりました!貴女は命の恩人ですよー!」
「これ、つまらんモノですけど‥‥休憩の時かなんかに食べてください。」
(手のひらに収まるくらいのちっこいケーキ。銀座とかの超高級有名
パティシエの作った。@¥1200ありがとう!のカード入り)
このケーキを渡すところは他の店員に見られてはいけない。
目立たない袋に入れる事。
その後1週間くらい2日に1日くらいのペースで通う。
勿論笑顔で挨拶。
タイミングを見計らって、
「いらない段ボール箱ありますか?」
「いや、もうちょっと大きいの‥‥」
裏の段ボールをストックしてある場所に必ず捜しに行くはず。
はい。二人きりになれたよ。
*カウンターに客が並ぶような時間帯は避ける事。
*上記のケーキを渡す時にどうしても他の店員がいる場合は、
段ボール捜しする時に渡すようにしてもいい。
*いないように見えても、スタッフルームや、飲料水の棚の隙間から
見られている可能性アリ。
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