一回目は、俺がプリンの体にはまりながら、プリンのバイト延長を、プリンの旦那にお願いした。
旦那は、うちの女房で役に立つなら、どうぞお使いください、って言ってきた。
すみません、また三か月、お借りします。と返。
電話を切るとプリンは、嵌められているのに、どうぞお使いくださいなんて、全く馬鹿みたい、といってしがみ付いてきた。
三か月後、今度はプリンから電話させた。
バイト、また延長頼まれたんだけど。とプリン。
向こうが必要と言ってるなら、いいんじゃね?と旦那。
でも、本当に会社が、必要と言ってるの?と旦那の問い。
じゃ、上司に代わるね、とプリンが返事して俺に電話を渡す。
すみません、長いこと奥さんをお借りしているのに、さらに延長願で、申し訳ありません。
実は、私のほうはだいぶ仕事は落ち着いてきたんですが、若い女子社員たちが、
人生の相談相手として、だいぶ奥さん人気者になってまして、人事のほうからも、続けられるだけ続けてもらって、と言われてました。
プリン旦那は、あいつがそんなにお役に立つんですかねェ?でも、そちらさえよろしければ、どうぞお使いください。
俺も愛想よく、家本当に奥様にはよくして頂いて。では当分こちらでお借りしますので、よろしくお願いします。といったところで、お借りします、
けっか、20年。プリンの旦那はいまだに気が付いていない。
男って、本当に馬鹿なのか、旦那をだます女が、上手なのか。
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