最初に落としたのは一番若い20代前半独身女性、理由はやはり結婚してまた辞められたらでした。
次は50代半ばの女性でした。
10年もしないうちに定年になってしまう、でした。
その次は20代後半~30代女性三人でした。
まだ子供に手がかかる、ちょくちょく休まれるんじゃないか、上司の助言でした。
さてでは残る三人から。
50代前半女性一人、40代女性二人でした。
そこでやはり一番に考慮したのが、長く勤めてもらいたいです。
そうなるとやはり50代前半とはいえ、理由は半ばの人と同じ理由で落ちました。
残るは40代二人、面接したときのことを思い出しながら考えました。
一人は旦那さん子供有り、生活には苦労しない、もう一人は離婚歴子供有り、でもその子供も自立けど、今いる会社の業績が思わしくないらしく、将来が不安だとの応募理由でした。
さしあたって一番厳しい状況にあるのは、この人かな、あと俺と年が近い、44才だったというのもありました。
依子、44才バツイチ、19才息子有りを採用しました。
依子は勤めていた会社を即退職してきました。
事実、依子が勤めていた会社は現在買収され、大幅なリストラとなってました。
依子は飲み込みが早く、結婚退職する事務の女性から、すいすい仕事を覚えていきました。
単身赴任生活が一年半になる、依子が入ってきて半年になるときでした。
俺が着ていた作業用ジャンバーの汚れを依子は指摘しました。
ちゃんと洗ってるけど落ちない、そんな話から、支店長どんな生活してるのみたいな話になり、一度支店長の部屋見に行かなきゃ、どうぞ来て下さいみたいになりました。
来るわけない、そう思ってるとこに、依子はほんとに来たんです。
散らかり放題の部屋、依子はテキパキ片付け、山になった洗濯物を処理していきました。
女房より七つ若い依子、単身赴任の男の部屋に来るんだから、それなりのことを考えて来てるんだろう、そう思いました。
でも女性にもてたためしがない俺、まさか俺なんかに、でももしかしたら、半信半疑でした。
何回目か依子が来たとき、襲いたくなっちゃうから、もう来なくていいよと言ったんです。
すると、襲われるのが怖かったら、ここには来てませんよと言ったんです。
襲われるの怖くないの?ならば襲っちゃおうかなってなるわけです。
すると依子は、襲われる魅力がまだ私にあるのかなとか言います。
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