一点補足。僕達の初夜となったセックスで美紗が絶頂を極めて最後に意識を失ってしまった時、灯りをすべて消していましたから正確には彼女の姿が詳細に視えていた訳ではありません。が、明るい中でするセックスで失神してしまう美紗の姿が初夜の時と殆ど同じですから白目を剥いてと表現しました。
先日同僚達から少しドキリとした言葉を言われたのですが、「そういえば最近お前、美紗嬢とあまり議論しなくなったな。どうかしたのか?」との指摘に、それとなく「まあな」とだけ答えると、もう一人の同僚が「少し大人になったってところだろ?」冗談ぽい言葉でしたが、実は鋭い指摘でした。
まさに彼等の言う通り、美紗と愛人関係になってから彼女の思考パターンが手に取るように理解できるようになりましたし、賛同できることばかりですから議論する必要がないというのが正直なところ。おそらくこの世で一番彼女を理解しているのが僕なのでしょう。何せ美紗の本性は彼女の夫でさえ知りませんから。
美紗もおそらく妻以上に僕を理解していると思いますが、彼女は夫婦ではなく愛人関係なのだからと僕の身の回りの世話を焼くことより性愛こそが最優先であり逢瀬の目的と割り切っています。
とは言え、泊まり込んで愛し合う時は妻以上に妻をしてくれます。
二週間前、美紗の夫が海外出張に出て一週間余り留守になりました。その間僕達は泊まり込んで愛し合ったのは勿論ですが、新婚夫婦同然でした。何せ下着一枚着けない素裸で殆ど過ごして好きな時に好きなだけ悦楽セックスを楽しみましたから。
この時の美紗は僕以上に性欲旺盛で好色淫乱でしたが、初々しくも幸福そうにもしていましたし、「離婚しちゃおうかな~」と囁いていた通り、自由の身になって僕と一緒に暮らしたいのが本心なのです。現状の立場では困難ですから尚更思いが募るわけです。
来月になるとまた美紗の夫が海外出張に出る予定があるらしく、その時には美紗も僕も休暇を取って別荘など借りて二人きりで過ごそうと話し合っています。但し同僚達に勘ぐられないようにする方策を考えねばなりませんが。
また妻や子供達が待つ自宅に戻る休暇も必要ですから、仕事上やりくりが少し大変になりそうです。
今は兎に角美紗との休暇が待ち遠しくて仕方のない僕です。
さて、美紗の自宅に向けて出発。
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