嫁の愚痴

精力が旺盛すぎるオス猿がいた。メス猿もSEXは好きだが、オスほどではな
い。メスは、オスの四六時中の遣りたがりにエキヘキとした。だから、少し
愚痴ってみた。其れを見ていた人間は、メス猿に、「少しは勉強すれ
ば・・・。」と言った。しかし、メス猿はSEXは好きだが、勉強は嫌いだ。そ
れに、人間の言う「偏差値」と言うのが良く解らない。元々、猿の世界には
学校がないので有る。猿の世界は、寝る！食物捕獲＆採取！そして、SEX！し
かない。それ以外の事を言われると、メス猿は「小さい事言って・・・。」
と反発をしたくなる。メス猿は、偏差値の深遠を知らないのである。人間社
会では、偏差値の高低は決定的差異である。１００％ではないが、９０％は
是で人生が決まってしまう。性的能力は無くても良いが、頭の程度は決定的
である。但し、是の寓話は、あくまで人間世界の話で、猿の話ではない。猿
は矢張り猿である。是の夫婦猿は死亡するまで、SEXを遣り続けるだろう。猿
は猿なのである。ところが、歳を執ると猿は人間並に「生活保護費」を要求
する。迷惑な話である。



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