第六章 その三
ご主人は、少し間を置いた後で私のヒップを両手で鷲掴みにすると、先ほど以上に膨れ上がった怒張の先端を私の秘部にあてがいました。
一気に貫いてくれることを期待したのですが、彼はそうはせず、膣の入り口を肉棒の先端で撫で回すばかりです。
痺れをきらした私はとうとう
「はやく、ください、焦らさないで」
とお尻を左右に振りながら、求めてしまいました。
それに応えて、ご主人が肉棒を突き立ててくれたと思った刹那、彼は先端部分だけ膣に埋めこみすぐに引き抜いてしまうのです。
「あああうっ、意地悪しないで」
そのとき、隣のベッドから、奥さんの中に果てたと思しき博さんの声で
「雪江、ちゃんとおねだりしないとだめだよ。誰のなにで、どこにどうしてほしいのか
はっきりいってごらん」
この言葉をきいた瞬間、私の中にこれまで感じたことのなかった感情がほとばしりました。嫉妬、いえ違う、もっと淫らで、どす黒くて、それでいて直情的な欲望。
再び何かにはじかれた私は口走りました。
「ああ、お願いです。ご主人の、おっきくてたくましいチンポで、私の、雪江のおまんこを、めちゃめちゃにぶちぬいてください」
言い終わらぬうちに、背骨から脳天まで、体験したことのない刺激に貫かれました。
体が溶けるような快感。もう何もかもがどうなってもいい。
自分が今、何をしているのかも忘れて、ひたすら獣のように叫び声を上げ続けました。
「ああう、ああう、だめ、こんなの初めて。ああああーーーーー」
「雪江、最高だ」
隣のベッドから博さんが私の狂態を見て言ったのかと思った言葉が、なぜか頭上から聞こえたように感じました。
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