第四章
それからも、博さんはセックスの度にDVDを再生し続けました。私も少なからず刺激を感じていたこともあって、それを拒むようなことはしませんでした。しかし、回を重ねると徐々にDVDの内容は過激なものになっていきました。初めのころは、男女二人がいわゆるノーマルなセックスをして果てるだけだったのが、二人の男性と女性一人が交わるものや、複数の男女が登場する、所謂乱交プレイ物ばかりなっていったのです。そして、彼もまた変わった要求をするようになってきました。例えば「雪江、ビデオには何が写ってる?」と、画面の中で前後に男性器を受け入れながら絶叫しているのを私の口から描写させてみたり「あんなことをされたらどうする」と人妻が夫の同僚に犯されて感じている場面の感想を求めたりするようになったのです。
正直、最初は驚き戸惑いました。画面越しとはいえ、二人の男性器を交互におしゃぶりしたり、口にペニスを頬張りながら、バックで突かれている姿に目を背けました。
しかし、博さんとのセックスで十分に高まり、絶頂を迎える寸前になると、テレビ画面に目が釘付けになり、女優さんの乱れ狂う姿に自分を重ね、かつてないほど興奮を感じるようになっていました。
冷静な自分は半年前のことを思い出して、博さんが悪いことを企んでいるのを察していました。でも、その頃には、快楽に溺れることを望むもう一人の私が、理性や恥じらいをも支配していたのでしょう。赤面するようないやらしい言葉を、博さんの導くままに発していました。
「ああ、あんなに大きいのに後ろと前から同時に犯されたら、壊れちゃうかも」とか「あんなに激しくされたら、あなたの前で犯されても感じちゃうかも」
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