百合子さん
最初から自分から求められるのは凄いですね
その、初めての日は私にとって衝撃でした
今ならまだしも、その日は私は何もする気がなく・・・いえ、何もしない決心で店にいっていたんですから、今でも信じられません
旦那だって同じだと思います
さっきあったばかりの人に敬語を使いながら、「自分もマゾだと思う」「淫乱な嫁がみたい」「奴隷みたいに扱う男性を探したい」と言っていました
「けど、妄想と現実は違いますからね」と言われても、「いや、本当に心から思ってる」「ずっと前から考えていた」と自分から否定していました
まるで誘導尋問のようでした
ヨシト様は私を見つめながら旦那と会話を続けます
「聞いてると、淫乱な痴女になって欲しいみたいだけど、奥さんはそうゆうタイプに見えないな」
旦那は、目の前で私が腰を触られているのに、申し訳なさそうに、まるで間違いを指摘された子供みたいにヨシトさんの意見を聞いていました
ヨシト様の雰囲気や仕草に、夫婦ともにすっかり飲まれていました
「もう少し前に座らないと触りにくいだろう?」
それまで私の存在を無視して話していたヨシト様の言葉が、まさか私に話し掛けられたものだと急には気付けず、私は気づいた瞬間「あ、すいません」と言いながら座り直しました
自分が変な事をしていると気づいたのは、ヨシト様の手がお尻を掴んでからでした
触られることは恥ずかしかったですが、それよりも自分の反応のほうが恥ずかしくて、私は抵抗や否定は出来ませんでした
「奥さんには、何をするべきか教えてあげないと、、、自分で勝手にいやらしくなれ、なんて奥さんのタイプじゃないですよ」
ヨシト様はまた旦那の方を向き、旦那と会話し始めます
私はお尻を強く掴まれるたびに背筋に力が入ってしまい、膝の上で組んだ指を握り締めていました
いつの間にかヨシト様は、私の旦那に私の事を説明していました
性欲は強いよ
淫乱って呼べるくらい強い
痴女ではない
自分から男を漁るなんてできない
従順なペット、抵抗の意思を持たない玩具として扱わないと何もできないよ
私は旦那の妻なのに、旦那は私の性癖を決め付けて話すヨシト様に、教えを乞うように話を聞いていました
「ためしに足を開くよう命令してみてはどうですか?」
旦那の視線が私に向きます
旦那は唾を飲み込み、「ナツミ、足を開きなさい」と言いました
・・・けれど、そんな事をできるわけがありません
こんな場所で、初めて会った男性の前で
私は動けずに固まり、旦那は何も言わず、ただ時間が過ぎました
何も考えれませんでした
「コラッ」
体がびくっとなりました
ヨシト様を見ると、また私を真っ直ぐに見つめていました
けれどその目は、さっきの力強いだけの視線とは違い、明らかに怒っていました
「ごめんなさい」
自然と言葉が出ました
足を開かなかったことが悪いことだと素直に思いました
私はヨシト様を見つめながら足を開きました
ヨシト様は私の足を見ずに、低い声で「もっと」と言いました
私はさらに大きく足を開きましたが、ヨシト様は動きません
待っても何も言ってくれません
私は下を向き自分の足を見ました
もちろんスカートいっぱいに足を開いています
私は何もわからなくなり、またヨシト様を見ました
ヨシト様は怒った表情のままです
そしてまた、低い声で「もっと」と言いました
私は、あっ、と思いました
腰を左右に動かしスカートをまくり、足をいっぱいに開きました
数秒後、ヨシト様は私の頭を撫でました
私は頭の芯や後頭部や肩、全身が緩んでいき、頭の中に「良かった」とゆう感情が広がっていくのを感じました
どれくらい頭を撫でられたでしょうか
私は頭を撫でるヨシト様の手に嬉しいと思いました
その気分はだんだんと強くなっていきました
「次からは、最初からちゃんとするんだぞ?」
とても優しい声で、優しい視線で言われました
私は素直に、無言で頷きました
ふっとヨシト様の手の動きが止まりました
ヨシト様は私の頭から手を離しながら旦那の方を向きました
「ダメですねぇ」
「えっ?あの?」
戸惑っている旦那に対して、まるで旦那に説教するような話し方で怒っていました
返事もできないようなバカは相手にしても疲れるだけ
その事を怒っていました
私はだんだんと俯いてしまいました
悲しかった
すごく悲しい時間でした
「自分でもそう思うだろ?」
私に話し掛けられたとわかった瞬間、私はすぐにヨシト様を見つめました
いつの間にか泣いていてよく見えませんでした
「なぁ?」
私は首を振りました
「ほら、また返事もしない」
そこからはちゃんと言葉にして返事をしました
何度も責められ、何度も謝りました
「ごめんなさい」
「そんな事はありません」
「もうしません」
「ちゃんとできます」
「ごめんなさい」
(記憶を補足しながら書いていますが、さすがにここの会話はすっぽりと抜けてて思い出せません。ただただ悲しくて、わかってほしくて必死でした)
ヨシト様は私のほっぺたをつまみながら「本当か?」と聞きました
私は涙を流しながら「ふぁい」と答えました
ヨシト様の手がほっぺたをはなし、また頭に置かれました
そのまま引かれて、私は頭をヨシト様の太ももにつけました
腰のあたりをポンポンと叩かれ、私は椅子からたち、中腰のまま、頭をヨシト様の太ももの内側に乗せたまま移動しました
ヨシト様が足を開いたので、その間の床に座り頭をヨシト様の左足におきました
撫でてもらいました
撫でられるうち、ゆっくり力が抜けていき、全身から力が抜けるとまた幸せな気分になりました
「ちゃんとするんだぞ、わかったか?」とか
「もうちゃんとできるな?」とか声をかけ続けてもらい、私は「はい」「はい」と、ちゃんと返事をしました
「足を開いてみろ」
と言われて、私はスカートをまくり左足をいっぱいに上げて大きく足を開きました
強い力で、犬にするように撫でてもらいました
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