次の週の週末まで、夫婦の間にハプニングバーについての会話はありませんでした
とゆうより、それ以外の話題についてもどこかぎこちなく過ごしました
けれど金曜の夕方、旦那は定時に電話をしてきてハプニングバーの最寄り駅に来ないかと聞いてきましたし、私は太ももまでしかないストッキングと、持っているスカートの中で一番スリットの大きいスカートをはいていました
お店に入る階段を上がりながら、前を歩いていた旦那は私を振り返りましたが私は前を向いたまま止まりませんでした
旦那も、何も言わず私の後ろからついてきました
店内に入り、先日来たときに発行された会員証で受付を済ませて店内に入りました
旦那と二人で並ぶ感じでカウンターでドリンクを注文しましたが、私は店内を見渡しヨシト様の姿を探していました
姿が見えなくて、まだ来ていないのかな、今日は来ないのかなと残念に思いました
1時間ほど、旦那とカウンターで話しました
その時初めて、前回の事についての話題も話すことができました
「ヨシトさん、好い人だったね」
『そうね』
「今日は見えないけど」
『うん』
「残念?」
『なんで?そんな事ないよ』
「ウソ、残念そうな顔してる」
『・・・』
「俺は残念だよ、ナツミは?」
『ごめん、残念に感じてる』
「謝ることないよ、そうなってほしいって思ってる」
それから改めて、旦那の思ってる事を聞きました
旦那は初めて、ストレートに「他の人としてほしい」と言いました
私はやっぱり、浮気だとか不倫にしか感じられず理解に苦しみましたが、さらに旦那と話して「嫌ではないかもしれない。けど、してはいけないこととしか思えない」とゆう結論?になりました
その日は前回よりもお客が多くて、話してる間にも私達の後ろをたくさんの人が通りました
半数以上が店の貸し出しているコスプレを着ていました
セクシーなコスプレを着ていない人もさらにセクシーなバスローブ姿で、バスローブ姿の女性は一目で下着を着けてない事がわかりました
旦那に着替えようと誘われ、最初は否定しましたが「ヨシトさんがもし来たら、セクシーな服装をしてたら喜ぶ」と言われて席を立ちました
奥のロッカー室横の部屋で衣装を選びました
衣装は白い襦袢を選びました
他に残っていた衣装はどれも露出が多くて、スカートなんか下着が丸見えなものばかりで選べませんでした
更衣室に入って、服を脱いで着替えて鏡を見ると、すごく透けているので驚いてしまいました
ピンクの下着が、その模様まではっきりとわかりました
旦那に恥ずかしいから無理と言いましたが、なだめられ褒められ、うやむやなままカウンターに戻りました
「他の人の衣装よりずっと大人しい」と言われて、もう何が何だかわからなくなってました
あれはあの空間や雰囲気のせいでしょうか
更衣室よりカウンターのほうが証明は暗かったのですが、それでもやっぱり透けていて
恥ずかしいから旦那に、もう帰ろうと言いました
旦那は、「前回ヨシトさんが来たのが9時を過ぎていたから、それまでは待とう」とばかり言っていました
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