⑧外伝
こんな感じで夫婦円満のセックスライフに命をかけてる私ですが、最初から今のスタイルが確立された訳ではなく、紆余曲折してから今に辿り着きました。
もちろん様々な失態、失敗を繰り返してきた歴史があるのも事実です。
私たち夫婦が過去の失敗を教訓にこの先二度としないであろう事柄の一つ目は「動画投稿」です。
以前は海外アダルトサイトに動画投稿をやった事があります。
時間は短いもので数十秒、長いもので数分というものでした。
私たちは身バレさえしなければ、、と髪型は普段とは違う髪型、メイクパターンもギャル系、妻はウレタンマスク着用、私の顔は登場すらしない、一切の会話なし、一応モザイクあり。単にベッドの上での挿入シーンのみを集めた動画でした。
ですが、撮影したり編集したりしている間は楽しかったのですが、動画投稿した後に気がついたのです。
前後の展開のない挿入シーンの単発動画というものは世界各国の様々な人々がさらにハードな内容をモザイクなしで投稿しており、モザイク付きの定点カメラで撮っただけの私たちの動画なんて一瞬でサイトの中に埋もれてしまい、それなりに苦労して時間をかけて作った割には何の手応えもない結果となってしまったのです。
結局、残ったものは意味もなく夫婦の性行為の姿を全世界に公開してしまったという罪悪感。そのリスクを超えた割には得るものが無かったという虚無感でした。
次に私が二度としないであろう行為は、他者を巻き込む事です。
この頃、私はちょうど自分と似たような趣味趣向を持つひと周り以上の世代夫婦とネットで知り合い、最後まで会うことはなくネットを通じて交流を持っていました。
そのご夫婦の考えは、「見られる事で自分を高めるのは大事」という共通見解と、「だからといって全裸にはなりたくない」という価値観が一致していたのです。
そこで私たちは、互いにスマホで動画中継をしながら、
①秘部は出さない
②服を脱がない
③私と相手方のご主人は顔出し。相手方と私の妻は大きな蝶々メガネで素顔を隠す。
という条件の下、互いに性行為シーンの相互配信をしあったのです。
例えば、舌を絡めるシーンはメガネの妻とそのままします。
服の上からそのまま胸を揉みます。
フェラチオシーンでは竿を本で隠しながら横から撮影します。
クンニのシーンでもスカートの中に頭を突っ込むか、カメラ角度は横から撮影します。
挿入時はスカートを履きながら入れます。
といった展開でした。
ですが、この一見、フェアと思えるルールの中に落とし穴があったのです。
それは年齢的に若い私たちは服が脱げないからこそ動作で本気のセックスをしている事をアピールしていきましたが、相手方は「すごーい!!」と喜ぶだけで私たちとバランスの取れたプレイをしてくれなかったのです。なぜか一方的に私たち夫婦だけが頑張ってるみたいな状態でした。
結局、気がつけば疎遠になり今では連絡をとっておりません。
※元投稿はこちら >>