断酒二週間目。相変わらず飲酒欲求は収まる事はなかったが、それに対する対処法というものが確立されていった時期でもあった。
まず、断酒そのものをして変わったこと。それは今まで眼中になかった妻の綾を、改めて「女」として見る事ができる心境の変化があったこと。
そして、その綾そのものが俺が過去に常習的に飲酒していた根本原因には、自分が夫を満足させていなかった事を悟った。という偉大なる第一歩だった。
ただ俺は、ただ単に性欲が溜まったから。妻と性的交渉を持ちたいという願望が高まったから。といって、そう簡単には綾に「ホンモノ」を入れてやろうという気にはなれなかった。
なぜなら、俺には最悪、「自慰行為」という手段もあるし、それ以前に綾にフェラ等で奉仕させて性欲を発散させるという方法を確立させるに至っていた。
それに、なにより子供が生まれて8年近く、ここまでセックスレス状態(酒を飲まなければやらない)で過ごしていたので、今更、ヤリたい衝動をコントロールできない。なんていう事もなかった。
むしろ、そんな事よりも。相手に性的不満を学ばせる事ができるチャンス。とばかり俺は思っていた。
気が付けば、いかに飲酒欲求から自分を守ろうか、いかに逃げようかと考える事よりも、「いかに、綾に性的興奮を味合わせ、そしてそれを満たしてやらない」ための効率的な方法がないのかばかり考えるようになっていた。(結果として、これが飲酒欲求を克服するもっとも効果的な思考変化でもあった)
子供が一緒にいる空間では、俺は普通の、いや今までよりもより良い父親であった。今までにはなく一緒に遊び、外に出かけ、家に帰れば宿題の面倒を見ている俺がいた。
だが・・・・。
子供は学校。そして俺は休み。という平日の日、、この日は朝から「綾に対する暗黙の調教」のようなものが無言で始まっていた。
朝起きて、子供を学校に行かせ、今度は俺の朝食の準備をする綾。子供が学校に行くために玄関を出ると、すぐにパジャマ利用しているハーフパンツを脱ぎ捨て、キャミソール、パンツ一枚になって俺を起こしに来る綾の姿があった。(以外と綾は教えれば従順なのかもしれない)
俺は起こしに来た綾を、そのまま冗談で「おはよw」といって綾の股間をつかんでベッドに押し倒し、、ペチャパイをモミモミして、、「さてw」と自己満足し、朝食のためにキッチンに向かう事が日課となった。(これはこれで解釈を変えれば、仲睦まじい夫婦かもしれない。)
そして俺の朝食を取り終わると、そのまま二人でシャワーを浴びた。(今までは一緒にシャワーするなんていう事はなかった)
シャワールームの中でも、俺はボディソープを付けた綾の体をなめるように手で胸、股間、太ももと洗ってあげはしたが、、それ以上の事はしなかった。(その逆はあった。綾にフェラや手コキさせるという)
そしてシャワーから上がっても、綾は俺の許可がないと衣服を着用する事は出来なかった。許可なく着用していいのはブラとパンツだけ。これも最初のほうは綾も「服きていい?落ち着かないんだけど?」などと苦言を言っていたが、「こうしてみられる事が、スタイル維持になるんだよ、最近下っ腹でてきてないか?(出てないけど)」なんていうと、それもすぐに慣れてしまったようだった。
休みの日の朝は、だいたいこんな感じで一日が始まっていった。
服をきた俺。そして下着姿の綾。この二人で、「今日一日、何をしようか」という会議を始めるんだ。
今までは勝手にそれぞれの時間を使っていた。だからこそ、俺は勝手に一人で酒を飲んでいた。だが、今は違う。俺に断酒を継続させるために、俺が勝手に自分の判断で時間を過ごすなんていう事はこの先、しばらくはあり得ない事だった。
そして、俺が酒、さらにオツマミを買わないことで家計に随分と余裕が出てきていた。今までなら、1回の飲みで缶ビール500を4本。刺身、焼き鳥などオツマミで1000円分。だいだい1回の飲みで2000円~2500円くらいは使っていたと思う。それが週に4、5回。
家にじーーっといても酒が飲みたくなるだけなのは綾もネットで断酒サイトを調べてよく理解していた様子だった。とりあえず休日は買い物でもなんでもいいから外に出るというのが断酒継続のカギでもあったような気もする。
そしてくどい様だが、俺には24時間(寝ているときでさえも)飲酒欲求と格闘しなければならない。という宿命を持っていた。だからこそ、24時間(寝ているときでさえも)綾を相手にエロい事を考えるという酒に対する対抗手段を持たなければならなかった。
で、結局、食料の買い出しもあるし以前に行った大型スーパーに行こうという話になったのだが。。
綾「この服でいい?」
俺「おお、、そんな服もってたんだなw」
綾「新婚の時、けっこう着てたよこれ忘れた?w」
俺「忘れたww」
そんな感じで選んだ綾の服というのが、、なんだ。。あれ。、、思い出した。マキシワンピという種類の白いワンピース。しかも、けっこう体にぴったりと吸いつく感じのやつだった。
興味のある人は「マキシワンピ タイト」とでも検索してみてほしい。
季節は冬だったので、綾はそのマキシワンピの上に短い(たとえが古いが学生服の短ランみたいな)ジャンパーそして、マキシワンピの下には保温機能がありそうな黒のレギンスをはいていた。
きっとこの服をチョイスした綾の心境では、俺がここ最近、なんだかんだカラダの事を指摘するから、綾なりに「今でも新婚当時の服を着れるんだよ」とでも言いたかったのかもしれない。
だが俺には、このジャンパーはともかくとして、下の黒レギンスが邪魔だった。
こんなものはいたら、、歩いているときの透けパン、及びパンティラインが見えなくなるだろ。という考えからだった。
綾「無理無理www そんなレギンスはかないんやったら透けまくるし!」
俺「ほら出た。無理 無理っていわないんじゃなかったっけ?」
綾「それとこれとは、、、他の人も見るんだよ?」
俺「他がどうとかじゃなくて、俺的にありえん。ワンピースの下になにか着るとか」
綾「無理ww」
俺「だったら行かない。一人で行って」
綾「・・・・」
俺「大丈夫だって。白のワンピースだろ?中も白の下着はいたら透けたりしないって」
こんな理由で俺は無理やり、嫌がる綾に下にはなにも着用させず、カラダにフィットするマキシワンピを着せて大型スーパーに買い物に行くことなった。
むろん、結果は綾が懸念していたとおり胸から腰から尻にまでフィットするワンピースからは(胸と腰はジャンパーがあるが)綾のパンティラインが透けまくっていた。そして同時に、俺以外の男からも、明らかに綾の尻、正しくは「今、私、こういう形状のパンツはいています」とアピールしているのと同然の綾の尻に視線を集めていた。(悪いが前からもパンツのレース部分がレントゲンのように透けていた)
これがもし、派手な水商売系の女とかなら、それはそれで「こいつはこいつなりのアピール方法なんだろうな」と解釈できるかもしれない。だが、綾という地味ーーーな女。どう見ても「本人、気が付いてないんだろうな・・・・」と思われるであろう、そんな様子であった。
その日、一日中綾は、「透けてない?大丈夫?」「どうみても透けてるじゃん!」と背後ばかり気にしている様子だったが、実際には人がいる場所を歩いたのは、ほんの20分程度(あとは殆ど車で移動し、ドライブのような感じだった)だったのでなんとか乗り切れた様子だった。
だがそれをはたから見ていた俺は、他人の男の目線が綾の下半身に集中している事実を知って、変に興奮している俺がいた。
一見、こんなバカげた行為に嫁まで巻き込んでやっている。だが、それをしているときが、一番俺は飲酒欲求を忘れれるひと時であったのだ。
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