成田旅館の女将さんが、出迎えてくれました。
「何回も行ったり来たりして、いつになったらくるんだと思っていたよ」
母から預かったお金を渡すと、部屋に通されました。
布団が二組並べられて、浴衣が用意されてました。
歩いたのと、緊張で喉が乾き、お茶を飲もうとテーブルに近寄りました。
そのテーブルには一枚のメモがありました。
「男も女も、きちんと身を清めてから。体のスミまで洗うこと」
みたいなことがかかれていました。
母や晶子のお母さんの字ではないから、おそらく女将さんと思いました。
晶子はそのメモを見ると、浴衣を手に浴場に向かいました。
旅館ですから男湯女湯別れてます。
とにかく、洗って洗って、結構時間かけました。
でも晶子はまだ戻ってませんでした。
いい加減過ぎても戻って来ない、怖くなって逃げた?まさか。
やっと戻ってきました。
今みたいに情報が溢れてるわけではありません。
不安を感じた晶子は、女将さんにいろんなことを聞いていました。
晶子は浴衣の帯を外しました。
スルリと肩から浴衣が落ちると、何度も風呂を覗いたその裸が、すぐそこにありました。
もう以前に、風呂を覗かれてることを知ってる晶子が言いました。
「私は守男さんを見せてもらってません。だから見せてもらえませんか?」
頭に血が登り、顔から血が吹き出るんじゃないか、そのくらいになってました。
私は浴衣を脱ぎました。
パンツも脱ぎました。
晶子の目は一点に集中してました。
逃げ出したいくらいの恥ずかしさでした。
いつもなら晶子の裸覗きして興奮するのに、興奮はどこへやら、緊張ばかりでした。
だから私の真ん中は、ダランとしてました。
すっと近寄ってきた晶子が、その真ん中のダランを手に取りました。
「緊張、してます?」
晶子の問いかけに、うんと言いました。
転がしたり撫でたりされてるうちに、私は少しずつ元気になっていくことが出来ました。
そして目のすぐ下にある晶子の胸に、手を添えるようにしました。
プルンとした感触の胸、小窓越しに何度も見た胸が、今手にある、そう思うと緊張は興奮へと変わりました。
立ったまま触りあってるだけじゃ埒があきません。
晶子を寝かせて、まずはキスからでした。
やっぱり少し歯が当たり、少しお互い痛い思いをしました。
それでついつい笑ってしまいました。
でもそれがお互いの緊張を一気にほぐしました。
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