晶子はやがて、水浴びを終えて、出て行きました。
私も急ぎ部屋に戻り、自慰を始めました。
白い裸に盛り上がった胸、初めて見た女性の体です。
「守男さん」
部屋の外から晶子が声かけてきました。
「水、くんであるから、良かったら水浴びどうぞ。それ済んだらまたお掃除して、沸かしますから」
私は、わかったと答えましたが、自慰最中、水浴びどころではありませんでした。
しばらくして、再び晶子は声かけてきました。
「守男さん?水浴びなさらないなら、掃除してもいいですか?」
「あ、ああいいよ。掃除して」
私はそれから時々、晶子の風呂を覗きました。
晶子は知っても騒いだりしてはいけないを守ったのか、本当に気づかないのか、私にはわかりませんでした。
許婚なんだから、もっと積極的に手を出せばいいではないか、そう思う人もいるかと思いますが、私にはまだ晶子を婚約者、として見れないでいました。
そこまでの踏ん切りが出来てませんでした。
まだ高校生でしたし、将来をそこまで見据えてなかったんです。
晶子は中学を卒業しました。
高校に行きたいなら行っても良いと言った父の申し出を断り、晶子は比較的家事では苦手としていたはずの裁縫、わざわざ苦手の裁縫をしなきゃならない、服の直しをする店に働きに出ました。
晶子には計算があったんです。
高校に行けば、三年は許婚としてそのまま、高校に行かなければ私が卒業と同時に、それは後から聞かされました。
私は高校三年、父と同じ大工の道を進むつもりでした。
でも時代はこれから機械化になる、大工の将来に不安を感じた私は、別な道を探すことにしました。
私は学校の勧めで、機械部品を作る会社に行くことに決めました。
親会社が旧財閥系で、安定していい給料貰えるが理由でした。
そうなるともちろん、晶子とどうするかが再浮上してくるわけです。
服直し店で働く16才になった晶子、18才高校卒業を控えた私、親の同意あれば結婚は可能です。
晶子のお母さんも、多少考えに変化がありました。
無理にはさせたくない、けどお世話になった私達家族に申し訳が立たない、微妙な考えになってました。
父も晶子を家族同様に扱ってました。
母はちょっと違った考えでした。
こまめに良く気が付き、手伝いをしてきた晶子が、守男のお嫁さんになればと考えてました。
そして私は。
晶子に女を感じてましたし、晶子がいない生活を想像出来なくなってました。
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