後期高齢者さん、安定感ですか。
ふざけた中高年新婚バカ夫婦、お前らなにしてんだと、笑われる覚悟で書きました。
安定感。
確かに家に帰って、味噌汁とご飯が炊けた香りがすると、子供から若い頃、実家住まいしていたあの香りを思い出し、母の有り難さを痛感してる最近です。
俺は妻と母をダブらせているのかも知れません。
家に帰ると、飯も風呂も整ってる。
お酒も用意されてる。
布団もきちんと敷かれている。
シーツも布団カバーも枕カバー、寝間着、下着、すべて洗濯されている。
一度目の結婚を気に、それがない生活。
一度目の結婚ではなかった生活が今ある。
妻は襲われると、襲われてくれるのだが、元妻ならおそらくこう言われる。
「私、明日も仕事なんだからふざけないで!」
なにもかにも、一度目の結婚生活とは違う。
妻が八つも年上ってのも大だと思う。
弟かなんかを、手のひらで転がし操る、そうされてる気がしてきているが、それがまた心地よいと思える。
四十年、五十年連れ添う夫婦に比べ、俺達の年齢的には、二十年ちょっと連れ添えばいい方。
他の夫婦の半分も連れ添えない。
短い分、より一日を大切に連れ添わないと、などと思う。
今はお互い、健康で元気だが、年齢的にいつ、どちらがガタがくるか分からない。
「年だもん、私の方が先にダメになる」
妻が言う。
「俺も独り身が長く、不摂生の極みつくしてるから、わからんよ」
「不摂生なら私も負けてないよ。飲み屋の女だもの」
あと二ヶ月もすれば、結婚して一年。
あっと言う間だったな~と思う。
結構いろんなことあったな~と思う。
嫌なこと良いこと、喧嘩したこと。
お互いの親戚絡みもあった。
中でも兄の娘、俺の姪っ子が妻の良き理解者になってる。
外食関連会社に勤める姪っ子は、妻がスナックを一人、パトロンも持たず切り盛りしてきたのは、大変なことと理解している。
バブルはじけて、その後は苦労してるはずと、妻を尊敬する姪っ子。
「あ!おじさんみたいな人が、たくさんお金落としていったんだね~」
姪っ子。
「女一人で店切り盛り、人生の終盤でそれを辞めて伴侶を取る。おばさん凄いよ。信彦おじさん、そんな凄い人もらったんだよ。私には真似出来ないよ」
姪っ子の存在が、両親兄家族のクッションとなり、親戚とのクッションにも。
助けられている。
この一年、あったこと、また書きたい、そう思う。
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