続きを書きます。
5番で書いたように3日目は他の街へ行きました。
そのときの手持ちは7千円程度。
なんとか自力でホテルに泊まれるか、最悪ネットカフェで一晩過せそうです。
その夜も繁華街を流し酔った男性から声をかけられるのを待つことにしました。
でも、ここに来ている酔っ払いは私のことなんて無視なんです。
9時と過ぎても10時を過ぎても。大きなカバンを持った中年の女が繁華街を一人とぼとぼと歩いているんです。
時にはすれ違うとき軽く肩を触れることもしました。
でも、声をかけてきた男は50歳後半の男性で、自分が酔ってジグザグに歩いているにもかかわらず、「お姉ちゃん、ちゃんと前を向いて歩かなきゃいけないぞ。」と振り向いたとき尻餅をつき、連れの男性に大丈夫かと腕を掴まれているんです。
そして11時を機に自分でホテルを見つけ入ってしまったのです。
翌日の朝食は付いているものの残金は1500円になってしまいました。
この時点でまだ晩御飯も食べていません。
ホテルを出て近くのコンビニでお弁当を買うことにしました。
ホテルからコンビニまでは約300メートル。でも、すぐに分かりました。
男が声を掛けてこないかと3往復はしたところだったのです。
しかし、最悪なことにコンビニから出たところで20歳を行っているかどうかの男に声を掛けられました。
「おばさん、お金貸してよ。」ちょっと小生意気風の男で私が無視をして歩き出すと、「俺、昨日から何も食べてないんだ。」と言うのです。
歩きを止めて事情を聞くと、20歳で親と喧嘩をして私と同じ家出中なんだそうです。
そして2日間も野宿生活でらしいのです。
私は可愛そうになり、コンビニでもう一つお弁当とカップラーメンを買いホテルへ連れて来ました。
これで残金は359円。ホテルではフロントがうまいくらいにいなく、何の警戒もなく部屋まで入れました。
ホテルのティバックのお茶を飲みながら二人でお弁当を食べ、若者にカップラーメンをあげました。
食事のあと、彼にお風呂に入ってもらいました。なんだか近くにいると臭うような気がしたからです。
ついでに着ている下着をボディソープで洗ってあげました。
私もお風呂に入り、ベッドで寝ようとしても二人でセミダブルのベッドになってしまいます。
それでも背中をくっ付けながら横になるのですが、どうしてもお互いのことが気になってしまいます。
若いかどうかは分かりませんが、健康な男と女が狭いベッドで寝ていたら思うことは一つです。
どちらかともなく向き合い、抱き合い、キスをするんです。
そして私が先に彼の着ている物を脱がせペニスをしゃぶってあげました。
「まあ、立派な物を持っているじゃない。」と褒めてあげると、今度は彼が私の着ている物を脱がせ体中愛撫をしてくるんです。
昨日までと違って酔っている男性ではなく、サラリーマンのおじさんでもありません。
話を聞くと20歳になったばかりで、私がもう少し早くに結婚をしていたら、これくらいの息子がいても不思議ではありません。
それに20歳を過ぎていることに安心しました。
あまり若すぎると法律がうるさいんでしょ。
彼もセックスに付いては慣れているようでお互いの性器を舐めあい、気分が高ぶったところで昨日薬局で買ったコンドームを着けてあげました。
彼のペニスが私の子宮を突きあげ何度もいかされました。
ホテルと言ってもここのフロアーはすべてがシングルらしく、喘ぎ声が大きくならないように口を手で押さえたり、シーツを噛んだりして大変でした。
最高に良かったのが彼と向かい合って抱き合う対面座位で、下から突き上げてくる彼のペニスが私の奥深くまで入ってくるんです。
彼の首にしがみ付きキスをしながら喘ぎ声を殺していました。
若い素面の男性はとにかく凄いんです。
何度も何度もコンドーム着きですが私の中で射精をし、そのたびにペニスが痙攣する様が伝わってくるんです。
そして外が明るくなる頃に二人は眠りにつき起きると朝9時を少し回っていました。
すでに朝食の時間は終わり、仕方がないので11時のチェックアウトまで隣で寝ている彼のペニスを咥え、大きくして彼の腰に跨っていったのです。
別れる時、私も正直に今の現状を言いました。
主人と喧嘩して家出中のこと、家出して二人の男性に抱かれていたこと、歳もあなたのお母さんに近い38歳のこと、そして所持金がたった359円しかないことなどなど。
彼は私に感謝をしているようで、「これから家に帰って親に謝るよ。」そう言って先にホテルを出て行きました。
ホテルを出ると太陽の光がまぶしいように思いました。
これって、男性と同じで夕べやりすぎたせいかなと思い、自分で笑ってしまいました。
しかし、現実派359円。これで家出も終わりかなと思って携帯を見ると主人からメールが入っていました。
「まだ起こっているのか。勝手にしろ。」と書かれていました。
実家に電話をして迎えに来てもらおうかと思ったとき、20歳の彼が私のところに来ました。
「これ、少ないけど御礼。怪しいお金じゃないよ。親のお金だけれど俺もバイトして一緒に通帳に入れているんだ。そのキャッシュカードは持っていたんだけれど、使うのが悔しくて。
少ないけれどこれでお姉さんが気の済むまで家出を続けてくれよ。時には自分の主張を通さなくては。」そう言って1万円を私にくれたのです。
これで何とかもう1日は家出が出来ると思いました。
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