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修さんとは、ホテルの前で別れました。
私と主人はタクシーを探しながら街の中を歩きました。
タクシーに乗ってから祖母に電話をすると、子供はもう寝てるから明朝に迎えにおいでと言われたので、二人で家に帰りました。
家に入るとソファーに主人が横になりました。
「コーヒーでも飲む?」
声をかけると無言で頷きました。
「怒ってる?」
「怒ってないよ」
「怒った顔してる」
「お前、どうだった?」
「怒ってるのに言えない」
「もう少し経ったら、気持ちも復活するから」
「うん」
「で、どう?」
「ぶっちゃけると、凄くよかった」
「夢が叶った?」
そう言って、からかうように笑いました。
「そうよ、感動もんよ」
私も笑いました。
「見られてる時どうだった?」
「せつないのと、悲しのと、気持ちいいので、気持ちがぐちゃぐちゃ」
「潮吹いてたよ」
「変態でごめん」
「変態で淫乱だな」
「ごめんてっ」
「結合部舐めろはイレギュラーだったな」
「ビックリしたね」
「勢い余って竿舐めちまったじゃねーか」
主人が顔をしかめながら言います。
「目覚めないでね」
「目覚めるかよ」
少しの沈黙の後、主人が口を開きます。
「一晩考えたい」
「続けるか?」
「そう」
「わかった。私はどっちでもいいから」
それから眠りにつきました。
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