妻の興奮は異常なほどでした
ハアハアと過呼吸を繰り返していました
大丈夫か?
もう ダメよ 一生あの店には行けない私
でも彼 見てたぞ お前のアソコを
変態ババアって思ったんじゃないの こんな格好だもん
ああ~どうしよう日用品買えなくなった
住んでる所は 田舎町で店も少なく 重宝していました
サングラスでもしていけば 分からいよ
わかるよ 体型 雰囲気で
キモイばあさんがきたって皆に言ってるよね きっと
妻の心配をよそに 私は 一週間後 店に
店内をウロウロしてると あの彼が水島君が
何か お探しですか 言って下されば お車まで お持ちしますと
あっ いや今日は特別ないんだ
お一人なんですか 今日は?
ああ~女房は今日はね来てないんだ
そうですか 素敵な奥様ですよね
意外でした 若い彼の口から 素敵な奥様の言葉が
あっすいません 立ち入った事お言ってしまいました
いいんだ 女房 喜ぶよ 君にそう言ってもらうと
周りに人がいないのを確認して 彼に
女房 君のファンなんだよ
少し顔を赤らめながら
ええ~本当ですか?
ああ~そうだよ どうかな 休みの日でも ゆっくり会えないかな女房と
いいんですかと言うと 四日後が休みですと彼が
私は 彼の携帯を教えて貰い 家へ飛んで帰ったのです
おい 由美 喜べ
どうしたんですか 大きな声で?
彼が あの水島君が 今度 俺達と会ってくれるそうだ
ええ~行ったの ホームセンター?
ああ~お前の事 素敵な奥様ですねって 言うから びっくりしたよ
だからさ 話して 携帯 聞いて来たよ
妻の 嬉しような 困った様な複雑な表情が印象的でした
どうする 家に呼ぶか それとも外で会うか
ええ~どうするって 私 決められない あなた決めて
よし そうだな これから 考えるよ
家には当時 高一の息子がいて いつも六時ごろ帰ります
彼の休日は 木曜日 息子は学校です
私は 彼を家に呼ぶ事に決めました
妻の手料理で 喜んで貰うのです
由美 またあのミニスカでお迎えすれば?
もうダメです あんな格好 変態だと思われちゃう
そんな事ないさ 彼 あのミニで素敵な奥様って言ったかもだよ
ダメダメと何度も首を横にする妻でした
彼と連絡を取り 当日は 昼ごはんに呼ぶ事にしました
ドキドキの当日です
妻は 朝から 落ち着かず どこか浮ついている様でした
彼から携帯が 家を聞いて来ました
私が詳しく道順を教えると
あっ車で分かりましたと彼が
ピンポーン チャイムが
いやだ どうしようと妻が
出なさい 早く
うん しばらくすると いらっしゃ~い ごめんなさい お休みでご迷惑だったでしょうと妻の声が
いいえ 別に 何もする事 ないんです
彼をリビングへ
やあ~来てくれたね 女房 お待ちかねだったよ
照れた彼の顔が 可愛いかったです
バイトだと思ってましたが 正社員でした
水島 裕二君 22歳 高卒で 今のホームセンターに
今は アパートで一人暮らしだそうで 彼女はいないそうです
この おばさんが君のフェンなんだよ 迷惑だよね
そんな事ないですよ 嬉しいです 綺麗な奥様ですから
君 若いのに お世辞が上手だね 店で そんな教育されてるんだね 接客は大事だから
いいえ 違いますよと 否定です
最初の緊張は 何処へやらで いい雰囲気でした
いきなり女房抱いてくれとは言えず
今度さ~女房に 掃除とか料理させに行くから アパート教えてくれいか
はあ~いいんですか
いいさ 君のフェンなんだから
彼にアパートの場所を教えて貰い妻を行かせてみたいのです どうなるか
その日は食事と たわいも無い世間話で楽しい時間が あっと言う間でした
彼が帰り妻が
ねえ~あの事 本当なの
あの事って?
ほら お掃除とか お料理とか 言ってたじゃない
ああ~本気で言ったんだよ いけなかったかい
私 一人で行くの?
当たり前だよ 俺が行けば おかしいだろ
怖いのか
怖くないけどね あの子 まだ子供みたいなとこあるし
いいよ お前の 好きにしなさい 俺は 何も文句言わないから
無言で頷く妻は全て理解したようです。
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