くっつけ合うように坐り、話題になることごとくに笑っていた。
ジルの穿いてたキュロットの裾は緩かった。膝同士くっつけあって二人が
坐ると、ジルの脚の片方ずつに沿ってトムが中に手を滑り込ませていった。
そのてっぺんで両手を合わせたので、その手を意識して彼女のそこが特別に
熱を帯びてきて、彼はあからさまにキュロット両脚の間のなだらかな通路を
楽しんだ。両手をがっちり握り、彼女の服の"y"の字部分を引っ張りながら、
卑猥な口調で言ってくる:
「君は罠にかかったも同然だ。もう、黙ってついてくるしかないぞ。」
「わたしの縄張りへ行く訳?それとも、あなたのとこかしらね?」
「訊くだけ野暮だと思うぜ。」
「すごい車!何なの?ポルシェ?」豪奢な革シートにふかぶかと(自慢の)
くりっとした尻を降ろした彼女が訊ねる。
「かわいい人のためなら、何だって用意するさ。」
彼はくすくす笑い、まるで口髭があるかのように、いかにも好き者っぽく
ひねる素振りをした。その手を自分の胸に持ち上げてジルは、ボタンの間に
滑り込ませ、ブラをよけつつ滑らかな胸に触れさせた。窮屈なのか胸はもう
ブラから出たがるように突っ張ってきていた。彼の指は彼女のブラカップの
境界を辿って、とみるや巧みな手つきで入り込み、乳首へと進む。彼の爪が
固く尖ってきた乳首へ滑るように近づくと、興奮でその辺が鳥肌だってきた
のにジルは気付いた。
彼女はコンソール・ディスプレーを越えて手を伸ばして、おずおずと彼の
ふくらんだ男根に触れた。
彼らは交通信号でキスのために向き合った。彼のコックの全長にわたって
貪るようにつかみ、その先端を握ったとき、ジルのタッチはさらに積極的に
なっていた。ズボンの生地を無理気味に左右に引き分けた。
彼の舌が彼女のと絡んでくるとザラザラしてて、いかにも興奮を覚えた。
その途端に、そのかみ初めてのフレンチキスの折の信じがたいほどの興奮や
燃え立つような熱さが思い起こされて、もはやジルは、こんなことでは満足
できなくなって来ていた。
いらいらした後続車が警笛を鳴らして、トムは彼女のブラウスのボタンを
外そうとしていた手を一旦止めて、急いで相手の光から逃げ、また続けた。
ジルもまた首から腰までのボタンを緩めて協力する。行過ぎるたびに街灯が
明滅して、レースブラの白さを際立たせるのが、トムには幻想的に映った。
彼が片方の胸に手を宛がうと、ジルの全身に熱気の駆けるのが感じられた。
ブラの下から胸をそっくり包み込むように彼は手を宛がう。ブラごと胸を
押す素晴らしさが目くるめくようにトムには感じられた。指を開くなり次に
乳首をつまんだ。ジルは温もるような喜びがいや増しに大きく感じられて、
座席にさらに深く沈み込んだ。
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