「こんなことに対して、私はずいぶん大らかなのよ。で、言い出しっぺの
あなたは、どういう態度に出るおつもり?」
彼女はブラを椅子に置いた。続いて薄手のパンストをぎこちなげに脚から
抜くと、その上に落とし、そこへさらにレースの白いパンティが加わった。
彼女はプールのふちに腰を下ろし、そっと水に入った。ひやっとする水が
するっと太ももを競り上がり、きっかりプッシーに触れてくる。冷たい水に
その雛尖がぴくっと反応した瞬間、そこで彼女は一息いれた。そしてさらに
その水が乳首にまで届いて固くしてきたとき、彼女は口を開いた。
「入ったわよ、トミー。今度はあなたのが言うほどイタリアの種馬並か、
知りたいものね。それとも、あなたは口先だけかしらね」
ジルはくすくす笑ったが、次なる予感に身を震わせた。こう挑戦されては
トムも今さら逃げられず、ズボンを脱いだのでジルはその様子を凝視した。
彼がショーツを脱げば、その半分いきり立ったコックがひょいと躍り出る。
そしてプールの中へ、彼女の横にと滑り込んだ。ガレスとジェインは人前で
裸にもなれず、立ちすくんで笑うだけだった。
「夜のプールなんか、私には冷たすぎるわよ!」とジェインは言う。「もう
あの二人ったら、やたらに負けず嫌いなんだから。ね、そう思うでしょ?」
「同感さ。あの二人って一つ莢の中の二つの豆みたいに似てるね。ボクも
そう言おうと思ってたとこだ。それにしても、彼ら同士が結婚してなくて、
本当によかったよ。二人とも相手の話をちっとも聞こうとしないんだもの」
ガレスは笑いながらも、ジェインの目を覗き込んでいた。
「これはホントの本当だよ。あなたやボクは、議論を戦わした後で物事を
ちゃんと元通りに戻せる人間だね、間違いなく。もし彼らが結婚してたら、
とても続いちゃいなかっただろうね」
「おーい、聞こえてるぞ。そんな上で君ら勝手な悪口を言いたい放題!」
トムがくすくす笑いながら言った。
「彼のは当ってると思う?か、何かあるかしら?」ジェインが訊ねた。
「ええ、多分その通りよ。別の人との議論は楽しいわ。でもね、来る日も
来る日もだとちょっと疲れちゃうかもよ。こうして遊んでても家に帰る時に
は、ダーリン、私はあなたと一緒に、となりそう。」ジルは幾分なりとも、
つばを飛ばすほどの勢いで喋った。
「あなたは素敵ないい奴よ、トム。でも何もかも一緒にやってくには骨が
折れそうね。毎日一緒にいるジェインに、私は同情しちゃうわ。」
「君は一体どっちに味方するの?」トムはジルの本心を知りたくなった。
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