怪しいマッサージ、いかがでした?ボクの方は、ひがな一日『隣人』翻訳に
捧げてました。今のが終わったら、少しだけ追加するつもりです:
ジルは思い出した。あの時ガレスとジェインが、プールの周りをぶらぶら
しながら遠くへ行ってるな、と気づいたのだった。彼女がトムと二人でいる
プールの端っこ付近からは、はるか向こうだった。
「あの二人が近くにいないのに、なんで私たちがくっつかなかったのか、
今になってみると不思議ね。」ふと呟いた彼女の声は大きかった。
「すみません、よく聞き取れませんでしたが」と隣の乗客が訊ねる。
「ごめんなさい、独り言でした」彼女は慌てつつ、にっこりして謝った。
隣席の彼が自席で本に目を戻し、ジルはトムとのあうんの呼吸を自覚した、
もう一回の、あの折についての夢想にひたった。
ガレスとジェインが彼らの身体を拭くためにタオルを持って戻ってきて、
水に入ってた二人もプールから上がった。誰からも2フィートと離れてない
所で全裸の二人がタオルで拭いてるというのに、誰もが気にしないようすに
ジルは驚くのだった。二人が服を着直しに戻ることにして、ジルはさっきの
悪戦苦闘を繰り返すよりはとパンストをガレスのポケットに滑り込ませた。
「ほら、トム、これが今宵の記念品さ」ガレスがおどけて、ポケットから
出し、彼らの前に差出した。トムはそのパンストを受け取ると、笑いながら
頬にあて、すっと自分のポケットに仕舞いこんだ。その瞬間、自分の身体が
ぶるっと少し震えたのをジルは思い出した。ついぞ返してくれなかったわ、
彼、と今頃になって思い返して、彼女の顔がほころんだ。
※飛行機の座席で回想してますので、読みにくいかも、です。
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