歯根部における負荷の測定の件で、蛇足を一つ:力加減を見ながら噛む力を
加減しますので、原則的には柔らかいものを噛むときに歯を傷めるほど強く
噛んだりしないようになってます。逆に、相手が固いと力を加える仕組みが
働きます。ところが、あまりにも硬いものに当たり、歯が壊れそうになると
逆に咀嚼を止める反射が働いて、咬筋の動きを止めます。
米の脱穀の過程で小石が入り込むことがあります。昔の比べて減ったとも
いわれますが、それでも茶碗に入り込む可能性が往々にしてあります。が、
実際に小石で歯を欠いちゃうってケース、ゼロまでいかなくとも、そんなに
多くないのは、この防衛的な反射機構のおかげです。寄り道の終わりです。
五感のうち、進化史から見て早いものは何だと思いますか?触覚ですね。
食べる関係ももちろん重要ですが、もう一つ、敵から逃げるのも大切です。
ボクらの感覚では危険を目で見て、耳で聞き当てる辺りですが、原始的には
身体を部分的にかじられたときに逃げる、というぐらいから始まるんかなと
思われます。クラゲの身体の一部を針で突くと、ブヨブヨンと波動が全体に
広がっていきます。あれが痛覚と神経の原初的形態かいナ、はて?:
四人で食べた最後の夕食がとてもよかったのと、美味しいワインのボトル
二本とで勢いづいて、彼らは深夜の水浴としゃれこんだ。そしてこの泳ぎが
今回の週末『デート』をいわば運命づける結果になったのだ。
どんないきさつから、そういう『運命』になったかというと、まず彼らは
月明りの下、連れ立って散歩に出たが、たまたまプールの傍に行き着いた。
まだ細い月からの光が乏しいながらも水面をちらちらして、思わず飛び込み
たくなるほど魅惑的に見せていた。
「ジル、素っ裸で泳ぐことに対する、君の御高見をお伺いしたいもんだ」
トムは夕食で彼らの交わした、激しい政治的議論を引き合いにからかった。
親しいながらも激しかった、さっきの論争を思い出し、みんなが笑った。
この挑戦をジルは、真っ正面から受けて立った。するっとドレスを脱いで、
ブラのホックを外すため、腕を曲げた。
「こんなことに対して、私はずいぶん大らかなのよ。で、言い出しっぺの
あなたは、どういう態度に出るおつもり?」
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