数日後、家に帰ると妻は泣いていた。しばらく泣いていたのだろう、両目が腫れて赤くなっていた。
「あなた…おかえりなさい。今ごはんの支度をします…」
たぶん、今日彼に会いに行ったのだろう。結果として、妻はきっと期待を裏切られて、深く傷ついて、別れて来たんだろう。
私は妻が話しはじめるまで彼の事には触れなかった。
夜遅く、自室に妻が入って来た。「一緒に寝ても良い?」
私は布団を捲り上げて、妻が入るスペースを作ってあげた。
「今日会ってきたの?」
「‥‥うん」
「生理だって言ったの?」
「うん。事実今朝から生理だったし、正直に言ったわ…」
「そしたら彼、どうした?」
「最初はね、お腹痛い?とか聞いて来てくれて、暖かい手で子宮のあたりを擦ってくれて、私、ああ、信じてよかったって安心していたの」
「で?」
「キスしたの。優しくキスしてくれて、何故か涙がこぼれたの。その涙を見て、彼のキスが深くなったの」
「抱きしめられたの?」
「そう、強く抱きしめられて…何度も深く舌を絡め合って、キスしたの」
「じゃ、別れないんだね‥‥」
「それがね、彼、堪らないから口でしてくれないか?って言ったの」
「そうか、してあげたの?」
「だって、お腹が痛いのにしろって…『まんこが使えないから口でしてくれ』って酷い言い方したの…」
「‥‥」
「私、もうダメだって思って、彼の腕を解いて、ハッキリ『私はあなたのオナホールじゃないわ。馬鹿にしないで』って言って帰って来たの」
「凄い、ハッキリ言ったんだね。偉いね」
「それから何度も電話やラインが来たけど、電話番号拒否にして、ラインもブロックしたわ」
「あなた…、私、トレーニングジム辞めるね」
「そうだね。当面はスイミングだけにしようね」
「ごめんね、あなた…。本当なら、あなたにセックスしてもらうのに…今日は生理で出来ない」
「いいよ。君はもう僕のものだから僕は焦らないよ…出来る時にしようね」
「ありがとう。あなたはやっぱり余裕があって素敵だわ」
「旦那だからね。アドバンテージが大きいんだよ(笑)さぁ、もう泣かないで、映画でも見ようか…」
「わたし先生と付き合っている間、一生懸命で寝不足だったの。だから、今日はあなたに抱かれながらぐっすり寝ます」
妻は私の胸に顔をうずめて、やがて小さな寝息をついた。
ノーブラでパジャマの下はパンティだけで、こんな状態で他人の懐に入ったらきっと寝られないだろう。長年共にした旦那だからこそ、無防備でも安心して眠れるんだろう…。まるで妻の親のようだなぁって思ったら少し複雑だった。
とにかく、妻の新しい恋は終わった。その最初から最後まで、確認できたことはきっと良かったと思う。
私は大学の助教授から妻を寝取った満足感に浸っていた。
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