その後、私たちは結婚した
当時、私も事業を立ち上げたばかりだったので、面倒くさい事は避けていた
妻の男の事も聞かず、彼女の望むまま結婚を決めた
今思えば、私は自分から結婚したいと思うような女性と付き合ったことが無かったのかもしれない
母が他界した後、妻が働きに出たのにはある事情もあった
妻の実家の事業が上手くいかず、毎月かなりの額を仕送りをしていたようだ
ある日、貯金の事で妻と話したら思いのほか額が少ないので、家計簿を見せるように言ったが、家計簿は無いと突っぱねられうやむやにされた事が有る
それから、妻は、自分で自由になるお金が欲しかったようで、母の死後に働きに出た
私も事業が軌道に乗って、以前は給与を全額家にいれていたのを辞め、必要な額だけ入れるようにしてから、たまに、割り切った女遊びをするようになっていて、妻への需要も興味も無くなっていた
それが、秘密のクローゼット発見から、急に興味が湧いて、それからじっくり妻を観察するようになった
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