2週間後、興信所からの報告書が届いた。
結果は白、浮気の痕跡は無しという報告書だった。
あそこまで淫乱な女に変貌した妻に、男がいないはずが無い。
自分で確かめるしか無いと、直近の休みの朝イチの飛行機で家の近くまで行き、様子を伺う。
リビングの窓から、妻の姿が見える。
何か書類の様なモノを見ながら、誰かと携帯で話している。
しばらくすると、着替えた妻が玄関から出て来て、どこかに出掛けるようだ。
私は、妻の後をつけた。
浮気相手とデートだろう。
喫茶店に入る妻、私も気付かれない様に、衝立を挟んだ隣の席に座る。
妻の席に男が近づき座る。
こいつが相手の男かと、顔を確かめると、妻の向いに座った男は、私が調査を依頼した男だった。
聴き耳を立てて、聴こえた内容はこうだ。
私に浮気をバラされたくなければ、自分にも抱かせろと、妻の身体を要求しているのだ。
男が、妻の隣に座り、チンポを出して握らせ、あろうことか妻の頭を掴み、真っ昼間の喫茶店の席で、妻にフェラチオを強要する。
早く逝かせて、この話を終わらせようとしているのか、妻は男のチンポを激しくしゃぶる。
やがて、男の顔が歪み、妻の口の中で果てたようだった。
「こんな場所で、この変貌男!約束よ、早くデータ消して!」
男が、スマホを取り出し、妻の目の前でデータを消去して見せた。
男を押しのけ、妻が席を立つ。
やはり、浮気は事実だった。
後は、自分で確かめるしかないかと、一息ついた瞬間、妻の口から信じられない言葉が。
「何してるの?私とヤリたいんでしょ、続きはホテル行きましょう。もちろん、ホテル代はあなたね」
男の手を取り、会計を済ませると2人で喫茶店を出て行った。
慌てて私も会計をして後を追う。
急いでいたので、釣りは要らないと出てきたのだが、焦っていた為、千円札のつもりが一万円札を出してしまったらしい。
しかし、そんな事気にしてる場合じゃない。
2人を追うと、しっかりとラブホテルの中に消えて行った。
いくら脅されたからとはいえ、妻からホテルに誘うなんて。
私は、本当の浮気相手を確かめるため、盗撮用の小型カメラを買い、急いで家に戻りリビングと寝室に仕掛けた。
映像は、私のパソコンとスマホでも確認出来る。
リビングのテーブルには、この家に出入りする間男の姿や、玄関でキスしてる写真、リビングで抱き合いセックスしてる写真が、多数散らばっていた。
男の顔には見覚えがあった、いやよく見知った顔だった。
私に、半年間の網走出向を命じた部長だった。
打ち拉がれながら、網走に戻る為駅に向う。
途中、妻が男と入ったラブホテルの近くを通ると、ちょうど妻と男が出て来る所に遭遇し、慌ててビルの陰に隠れる。
入る時と打って変わって、にこやかな笑顔の妻が男とじゃれ合いながら出て来た。
私が見ているとも知らず、ホテルの前で熱いキスを交わす2人。
会話が聴こえた。
「あなたのチンポ、凄く良かったわ」
「あぁ、コイツが自慢だからな、またヤラせてくれよ」
「ええ、あなたなら大歓迎よ」
またキスを交わし、2人は反対に別れて去って行った。
なんて事だ、浮気相手だけじゃなく、また別の男まで増やしたのか!
怒りと嫉妬、そして何故か硬く勃起してしまっている私だった。
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