それから暫くはSさんスパイスにして充実した性生活を営んでいた。
Sさんはどうだったのか、祐子はどんなに感じたのか。根掘り葉掘り聞いた。
祐子も時には真剣に、時には盛って話してくれた。
祐子が言った様に感じる所を擦ってみたりした。でも、Sさんの時のような反応がない。
思い切って聞いてみた。「どうすればいいの?」
祐子、思い出したように「上の所、そう、そのあたり突いて」
言われるまま突いてみた。10回に1回くらい甘い声だす。
でも続かない。祐子は腰動かすし、狙いが定まらない。Sさん凄いなって本当に思った。
それでも何とか祐子、最後まで導くと祐子のお腹に精を放った。
「外に出しちゃったんだ。赤ちゃん出来ても良かったのに」
お腹の上ティッシュで拭きながら祐子が呟く。可愛い。我嫁ながら本当に可愛い。
ギュって抱きしめながら、幸せ感じてた。でも逆にSさんに抱かれて大きな声上げる祐子とのギャップ感じてた。
会社の昼休みSさんからメールが来た。
「今度、温泉にでも行きませんか。奥様の違った一面見れるかもしれませんね」
それだけの文章で股間フル勃起だった。
「いいですね。是非。祐子に聞いてみます」
返事を返した後、暫くは妄想の時間だった。
「おかえりなさい」いつもの様に優しく微笑みながら祐子が迎えてくれる。
こんな幸せの時間、壊してもいいのか?自問自答する。
だけれども、寝取られの醍醐味には勝てない。
シャワー浴び、食事も終わった時、意を決して切り出した。
「なあ、祐子、温泉にでも行かないか?」
言った途端、目輝かせて、「行きたい!温泉、いいな」
天使のような微笑み浮かべながら燥ぐ祐子だった。
「それで、Sさんも一緒なんだけど・・・。」
途端祐子の顔色変わった
「何で?二人で行きたいな。旅行なんて久しぶりじゃない。美味しい物一杯食べましょ」
答えに窮した。どう言えばいいのだろう。無い知恵フル回転させた。
でも、いい知恵出て来なかった。
「もう一度、もう一度だけだから。これで最後にするから我儘聞いてよ」
祐子、うんざりした顔して言った。
「最後最後って、本当に信じていいのね。」
「うんうん、これで最後。絶対最後」
祐子を抱きしめながら、有難うって耳元で囁いてた。
Sさんに連絡すると、「有難うございます。では、10月の25日26日でお願いします」
あっという間に返信あった。
その夜、祐子にそのこと話すと、浮かない表情で「うん」としか言わなかった。
旅行の日が近づいた時、sさんからメール入った。
「当日は、祐子の服装、映画館の時の服装にしてくださいね。
祐子もその方が感じると思いますから。」
祐子、呼び捨て。その方が感じる?クソって思った。でも、感じてる私だった。
当日の朝、早くからドレッサーの前に座ってる祐子、とっても綺麗だった。
じっと見つめてるといきなり振り返って「ねえ、今日の事無しにできない?」
私の顔じっと見て言う。戸惑ったけど(格好つけてるだけだよ)って
「無理、無理。早く行こう。急かすように部屋後にした。
今から思えば最後のチャンスだったかもしれない。
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