一旦スッキリした俺は、姉の隣にドカッと座り込んだ。
そして肩に腕を回し、顔を引き寄せた。
唇を離すと
「もう…」と姉。
「こんなにして…アンタ私をどうするつもりよ」
頬を膨らませる。
俺はテーブルに置いたままの飲みかけのコーヒーを手に取った。
どうするつもり…か。それは正直、これまで深くは考えていなかった。
とくに形にこだわらない方がお互いのためだと思ったし、姉も、面倒な関係になることは避けたいと言っていたはずだ。
なんと言っても俺たちは姉弟なのだから。
これは困ったな…。俺は言葉に詰まった。
「プッ…ウフッ…アハハハハッ」
姉は笑いながら俺の膝をバシッと叩いた。
「イッターっ!なんなんだよ!」
と驚きながら怒る俺。
「そんな難しい顔してウケる~別にアンタに責任とれとか言わないからー」
なんだよ…さっきのあの惚けた表情はなんだったんだ。女が男に堕ちたときの表情だった。なんか少し肩透かしを感じる。複雑な心境だ。
姉は立ち上がると「ちょっとサッパリしてくるー。お顔がヨダレだらけだわ」
そう言いながらシャワーに消えた。
姉とシャワーを交代し部屋に戻ると照明が少し落とされていた。
ソファーに座る姉もバスタオル一枚でこっちを見ている。
姉は立ち上がり、ゆっくりと俺に近寄ってきた。
そして抱きつき耳元で
「あのキスして…あれスッゴイ、いいの」
俺は無言で唇をつけるとそのまま舌を滑り込ませた。迎えてきた姉の舌を押さえつけ、息苦しくなるまで一方的に口の中を激しく舐めまわす。
まるで拘束して無理矢犯すかのように。
「ンン…」と姉。俺の背中に回された腕に力が入る。
クチャッ、ベロッ、ハム…息継ぎで唇を離すたびに音が漏れた。
※元投稿はこちら >>