シャワーを浴びながら、俺はあることを認めざるを得なかった。
さっきからギンギンに勃起していることをw
姉と俺とカップル喫茶。なんとも三流小説か三流エロ漫画のタイルチックなシチュエーションだけど
実際に経験すると男はこうなってしまうということだ。いや俺が異常なのかなw
といっても、姉とどうこうに興奮しているのではなく、
あくまでカップル喫茶の雰囲気とシチュエーションに興奮しているだけだ。たぶん。
再三言うけど姉に異性を感じたことはなかったし、近親相姦とか考えたこともなく、むしろこの手の性癖に嫌悪感すらあった(すみません)。
そんなことより問題は、バスタオルで戻ると間違いなくこの勃起が姉にバレてしまうこと。
どうしようか悩んで冷水を浴びせてもみたがウンともスンともいわない。もうこれは抜くしかなかった。
シゴキながら、なぜカップル喫茶のシャワールームで、人知れずオナしなきゃならないのか。
そう考えると俺は悲しかった。
俺が戻って早々に姉が俺にしがみついてきた。
「遅い!なにサッパリした顔して!私はもう気が気じゃないわ。ほらいま向こうのカップルが見てる」
オナったのバレたか?と内心焦りつつカップルの方を見ると男性にいちべつされた。
それから数分ほど気まずい空気が流れた。お互い無言でビールをかぶのみしてはチラチラと周りに目をはわせる。
周りに興味ないフリしつつも耳はダンボだ。
姉は動くたびにズレるバスタオルの裾と合わせ目を気にして伸ばしている。俺はどうすればいいんだ。地獄のようだった。
そのとき、「失礼します」とマスターがビールの空き缶を片付けに来た。助け舟だ!
そして「これ当店の貸し出しサービスセット。よかったら使ってくださいね」とテーブルの上にカゴを置いて去って行った。
小さなカゴをのぞき込むと…ありますあります。大人のおもちゃが。ローター、ディルド、アイマスク。ちょっと待ってよw
助け舟かと思いきや、事態を悪い方に持っていったマスターを恨みつつ、開き直ることにした。
「うわー、こんなの使ったことある?」
「うん。この歳になればそんくらいあるわよ」
ようやく普段のサバサバ系の姉に戻ってくれた。
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