～自宅に間男呼んで浮気した妻⑪～
引っ越しから1週間過ぎました。
新しい家は快適でなんとも平穏な日々でした。
でも心の中には一抹の不安がずっとあり、それがくすぶり続けていました。
そうして私はまた出張と嘘をつき罠を張る事に。
新しいマンションは妻の職場からは少し遠くなりましたが、前と比べると10分のくらいの差。
マンションは大型タイプで総戸数は２００ちょっと。
入口あたりには公園や大きなエントランス、スーパーマーケットもあり、
非常に見張りもしやすい構造でした。
今回は慣れた事もあり、家には夕方手前に帰り、カメラを設置＆起動。
その後はエントランス近くのカフェで時間を潰しました。
あたりをキョロキョロしてたのできっと不審者に見えたことでしょう。。
夜の１９時過ぎに妻が帰ってきました。。。
ですがやや後ろに男がいました。妻とは他人のふり？をしてるっぽいですが、
間男だとすぐに分かりました。
妻はマンションに入る前にその男に軽く何か話しかけてました。
その男がマンション入り口付近待機。１０分後くらいにマンションへ入っていきました。
それを見た私は自分の中で今度は完全に何かが吹っ切れた、
壊れたような気分になりました。
「どうにでもなーれ！！」と「絶対つぶす！」
の二つの思いが強固になり混ざり合った感じとでもいうのでしょうか。
そんな感覚に陥った矢先、急にお腹がすいて近くの中華ファミレスへ向かい
たらふくご飯を食べたのを鮮明に覚えています。
満腹になって食欲が満たされると・・・ふといたずら心が芽生えました。
21時手前くらいでしょうか？
妻にラインで「仕事が早く片付いたので泊りはなくなったよ～帰ってる途中」と送信。
その時すでに私はマンション入り口付近のベンチに待機。
そしてものの数分で間男がマンション入り口からでてきました。
速足で去っていきます。
私もそこで少し躊躇しましたが、追いかけてここいらでケリをつけようと決意。
ですが、ほんの少し、たった1分くらい迷ってる間に間男はタクシーを拾って鮮やかに去っていきました。
あまりにも鮮やかな引き際、相当の手練れなのでしょう。
そんな間男を見送る形にはなりましたが、私は軽やかな足取りで自宅へ。
部屋に入ると窓全開、ファブリーズの匂いが充満していました。
妻はあきらかにおどおどしていました。
長年付き合ってるので挙動がおかしいのがすぐに見てとれました。
ソワソワして落ち着かない様子。私が移動すると一緒についてくる。
思わず私は笑みがこぼれてしまいました。
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