俺は弁護士か、刑事か、行政関係か、、そんなところの担当者かと思った。声の年齢は20代くらいか若く聞こえる声だった。
男「奥様が家を出られてるのはご存知と思うのですが、その後の話が出来ればと思いまして・・」
俺「はい、、いつシェルターから帰ってくるのですか??」
男「シェルターに入っていることをご存知なんですね?」
俺「はい!!!」
と言って、俺はこの謎の男が弁護士か行政関係かと思い込み、今回の騒動を包み隠さず話、とても言い過ぎたこと反省していること、警察にも行ったことを話し切った。
男「なるほど、それだけ奥様を出て行かれて心労されているわけですね・・・・。ですが、、実は奥様のお気持ちをお伝えさせて頂きますと、現段階では奥様は離婚を考えていらっしゃいます」
俺「え??離婚??」
男「理由は私の口から申し上げれるのはここでは控えますが、とりあえずは今回の件を最後に夫婦関係の解消、つまり離婚をされたいとおっしゃってます。」
俺「いや、そんな今回の騒動って言ってもちょっとどの過ぎた夫婦喧嘩しただけで、元々仲悪かったとかDVがあったとかないっすよ??」
男「そうはおっしゃっても現に奥様は警察を通じてシェルターへ入り、離婚の手続きを始めようとしているのですが、ご主人の方は納得できないと言うことですか?」
俺「当たり前じゃないですか!!!っていうか本人はどうしているんですか?これじゃ一方的過ぎますよ。こっちには弁明の余地もないんですか???」
男「もちろん話は双方聞いてみないと分からないですよ?だからこそ私がまずは代理でお連絡を差し上げているわけであり、今のままだとまた喧嘩に発展する可能性が高いですよね?」
俺「そんなことないですよ。もう反省しているっていうか、あの時は酒に酔ってたこともあったし、もう酒もやめようと決意しててあれから飲んでないんですよ。喧嘩どころか、こっちが全面謝罪したいくらいですよ!」
男「わかりました。ではご主人のお考えは奥様にお伝えは致します。が、それでも奥様の離婚の決意が変わらない場合、当事者による協議離婚か、、あるいは民事裁判という形にもなる可能性もありますが、まずは今回の内容を奥様にお伝えします」
俺「チエミはまだシェルターにいるんですか?あなたは弁護士さん?それとも役所関係ですか?」
男「それは現段階では申し上げれません。そして私はあくまで代理人です。とだけお伝えします。」
そう言って電話が終わったのだった。
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