続きです。
カラオケ店は歩いて5、6分程の距離。
会計を済ませると、嫁たちが見当たらない。カラオケ店の方に先に歩いていました。
よく見ると暗がりですがハッキリと手を繋いで歩いているのが見えます。
知り合った頃は、よくMと嫁は手を繋いでいた事を思い出しながら、旦那放っておいて手を繋いでる嫁にドキドキよりも、少しムッとしてしまった。
何故か居ても立ってもいれず、走って嫁たちを追い越して、「混んでるかも知れないし、先いって見てくる」と、何とも思っていない感じを醸し出して、カラオケ店まで走って行きました。
酔っ払いが走ればどーなるとかも考えず、嫁の心も奪われるのか?という感情を誤魔化したくて走ったと思います。
店に着くと金曜日なのに部屋は空いてました。
歩いてる嫁たちを見ると、腕組みをして大笑いしながら、右にフラフラ、左にフラフラと他人が見れば間違いなくカップルですよ。
その姿を見てドキドキなのか、酔ってドキドキなのか、走ってドキドキなのか分からないまま、到着した嫁たちに、「お前らカップルかよ!」と茶化した感じで言ったつもりが、ちょっと怒ってる感じが隠せなかったのか、俺に飛びついてきて、Mに聞こえない小声で「ごめんね!ちょっと懐かしくなって。大好きだからね」単純な俺はその言葉だけで「許す!笑」と嫁の頭を撫でました。
これから密室でエロいことを企んでるとは思えない嫉妬だったので、これは歌って飲んで楽しく終わりかな?と思った甘い単純男でした。
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