玄関を開けると、妻の声が聞こえました。
いやぁぁぁんだめぇぇと言う泣き声の後にイクっ!・・あぁぁぁぁと泣き崩れる声。
靴も脱がずにリビングへ行くと、乱れた服にズボンを膝まで下ろされた妻が後ろからNさんに突かれていました。
こちらを見る2人、妻は違うの!違うのぉ!と叫び、Nさんは私の方を見ながらも腰を止めません。
あなた・・あんっ違うのっあぁんっ私・・私・・イク!!!
うわぁぁんと妻が泣きます。
付き合った当初から約20年、逝く時は必ず逝くと言ってくれと教え込んできたからでしょうか。
あんなに涙を流しながらも快楽を得ているのでしょうか・・・
硬直してしまい動くこともできない私は、絞り出すように
何やってるんだあんたは・・・と声を掛けました。
涼しげな顔で、誰の身体か思い出させて浸み込ませてるんですよと言うNさん。
妻は泣いてるじゃないかと言えば、
理性ではそうでしょうけど体は?こんなに濡らして何度逝ってるんです?と笑うように言います。
妻は下を向き、すすり泣きますが、時折出る喘ぎ声。
Nさんが腰を強く打ち付けるとイク!!!と身体を仰け反らせます。
離れてくれ!とやっとの思いで体を動かし引き離します。
あんたら似たもの夫婦だよ、旦那はヘタレのマゾヒスト
その嫁はちんぽ狂いの淫乱だ。
あんた今日もこうなると思ってたんじゃないか?
笑ながら言葉を投げつけてくるNさんに、二度と関わらない、関わらせないと言い、妻を連れて部屋を出ました。
去り際に、僕からはもう近付きませんよ、ま、そう遠くないうちに奥さんが僕を求めてくるでしょうからねと吐き捨てる様に言われ、私は無言で玄関を出ました。
帰りの車内ではお互い無言のまま、妻のすすり泣く音だけが車内に響いていました。
家に帰った後、私は妻を抱きしめ、ごめん。とあやまり、どんなことがあっても私は妻を愛していると伝えました。
それからは2人で謝り合戦、妻は自己嫌悪になり泣きながら謝ります。
私は、大丈夫と繰り返していました。
あれから数日が経ち、妻もようやく笑うようになりましたが、毎日私が仕事から帰るとスマホを出し連絡を取っていないことを確認させようとします。
GPSサーチのアプリも入れようと言われましたが、信じてるから大丈夫だと言っています。
私の不甲斐なさと我儘からこんな結末を迎える結果となってしまいました。
皆さんに言われたように、私には寝取られも人を見る力も備わっていなかった、そんな奴が興味本位で手を出し、妻を傷つけた結果になりました。
上手くできるカップルさん・ご夫婦さんとは私は違ったようです。
まとまりの悪い文になりましたが、その後の話はこんな感じです。
以前の2人に関係に戻るには時間がかかるかもしれませんが、自分の責を償い続けて行こうと思います。
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