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あの日以来ジムに行く、行かない退会する、しないで悩んでいた妻。
"カッコいいコーチ"だの"マッチョな体型"だのと冗談めかしに言っていた相手にはずかしめられた…
旦那以外の男に濡れてしまった背徳感で胸が苦しかったそうです。
あっという間に1週間が過ぎ、出かける直前まで悩んでいた妻でしたが。
M「私が毅然とすれば良いだけ…」
と心に決め結局ジムへ行く決心をしました。
私にはそう話しますが本心は違うと思います。
M「今日も人が少なかったら嫌だな…」と少し不安になりながら受付へ。
名簿を見るといつものメンバー40代主婦、50代パート…トレーニングルームに入り皆さんと挨拶を交わします。
松田「おはようございます」
開始少し前にコーチが入室。
笑顔の素敵ないつも通りのコーチ。
ジリリリリ!!
開始のチャイムと同時にそれぞれ空いている器具の所で思い思いにトレーニングを進めていきます。
淡々とこなしていく妻…そして
"あの"バイクトレの順番が回ってきました。
先週の記憶が蘇ります…コーチのいる場所を確認すると1人のお喋りなおばちゃんに捕まってアレやコレやトレーニングに付き合いこちらには気づいていません。
今のうちに…と急いでサドルの高さを調整してまたがろうとした瞬間。
松田「○○(苗字)さ~ん、先週教えた通りにね~」と背中越しにコーチの声。
ずっと見られている様な…怖い様な恥ずかしい様な、何とも言えない気持ち。
あの時の様にサドルを高くし、またがります。
平静を装いながら…
何も考えずに…
ゆっくり漕ぎ始めます。
意識しないように…
考えないように…
〈腰を抑え込まれサドルに押しつけられる股間〉
〈太もものマッサージ〉
〈ワキを触られ、股間を押しつけられ〉
考えない様にすればするほど思い出してしまう。
M(サドル…気持ちいい…)
(コーチ、見てるかな…)
(どうしてこっちに来ないのかな…)
いつしかそんな風に考えてしまっている自分。
激しくペダルを漕ぎ右に左にお尻を揺らします。
まるでコーチにアピールするかの様に…
ピー!バイクトレ終了のタイマーの音。
コーチは違う人に声をかけています。トレーニングの時間はどんどん過ぎ、2回バイクにも乗りましたがその後は声をかけられる事もなく付いて見てもらう事もなく…
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コーチ「では、ストレッチをして終わりましょう」
始まるまで何かされるんじゃないかと不安に思っていたはずが何事もなかった事に安心するどころか少し寂しい。
M(もて遊ばれたのかな…いい歳して自分が恥ずかしい)
ジリリリリ!終了のチャイム
松田「それでは又、来週!よろしくお願いします。えっと…○○(苗字)さんは○月△日の振り替えの分が今日の予約でしたので次の50分よろしくお願いします」
M「えっ?あ…」
以前のトレーニングを用事があった為、お休みしていた妻。今日に振り替えていた事をすっかり忘れていました。
おばちゃん「Mちゃん、あと1時間(笑)しんどい~。まぁイケメンコーチと2人っきりになれると思って頑張りなさいハハハ」
肩を叩いて出ていきます。
M「コーチと…2人きり…」
今すぐ逃げ出したい気持ちもありましたが
何かにドキドキしている自分がそこにいたそうです。
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